来た・見た・負けた

こんにちは 現代表現家 Artista YUIです。

来ました。。。。。発表会のDVDが。

見ました・・・・・発表会で自分がしでかしたことを。

負けた・・・・・・この時の自分に負けました。

おそるおそる、でも興味深くDVDを見始めました。オープニングから。みんな緊張の面持ちでありながらもそれぞれの衣装が野原の花たちのように華やかでいきいきとして始まりました。

さまざまな曲が歌われ、演奏され、踊られてゆきます。クラスごとの発表は、いろんなキャリアの方がさまざまに踊るのですが、振り付けは先生がなさる。 やはり、全体的に統一感があります。

数曲目に、ヨッシーさんと踊った Alegrías(喜び)。よくみるとしょっぱなからちょこちょこ間違えてました、わたし。でも幸い二人だったので、こう、左右対称なのかなとか勘違いしてくださる観客の方もいらしたらいいなぁ、、と思いつつ。それにしても、ヨッシーさんとわたしの動きが同じ振り付けなのに、捉え方が違っていて、すごく面白かった。だけど、二人そろって見えるのが、とても面白いんです。わたしはヨッシーさんのようには踊れないけれど、わたしらしく、、、、第3者の意見を聞かないとなんとも言えませんが、なんだかめちゃくちゃ楽しそうに見えます。

以前この曲を踊ったときには、楽しすぎて、愉しみすぎて、自分としては大失敗だったのです。フラメンコを踊っているのではなく、フラメンコの曲にあわせてダンスをしているような仕上がり。妙なところでカウントにあわせて動いてしまったり、重心は上にいっちゃってるしww
だから、今回は落ち着いてやろう、と決めていたのに、、、やはりこの曲はわたしには楽しすぎていかん。。。ww

そして、問題の Caracoles(カラコレス、かたつむり)・・・・・思っていたより、ずっと、間違いだらけで、、、、

これじゃデタラメじゃん!

という感じでした。それでも、なんだか知りませんが、ステージ度胸があるような感じに見えて、(内心はこの間漫画に描いたようにもう、いっぱいいっぱいのドキドキのひやひやでしたが)一応なんとかなったのかな・・?という感じ。ただ。

ただ、スビーダ(スピードをあげてゆく)のところで、踊っている時に”あれ?わたし、回数まちがえた?なんか多くやっちゃった?”って思ったのと、”あぁ、バンドさんが合わせてくださった~”と思ったのを思い出しました。なんと、スビーダの前の、サパテアード(フラメンコでは音楽に合わせて足を打って音を出す動き)の途中から、途中から、途中から~

コンパスはずしてるじゃん!

訳) 拍子ずれてんじゃん。。。。

踊っている途中で、2拍多くしてしまったことはわかっていたのですが、そのずれがずーーーーと続いて、スビーダでずれずれ>< アセント(アクセント)の位置ちがーう><; もう、恥ずかしくて恥ずかしくてTT

でも、バンドさんが合わせてくださって、でもってスビーダなんとか終わって、あのぱっ!と一瞬でアバニコ(扇子)を開きエンディングへ、、、、のしょっぱなでアバニコが飛んでいってしまったんですね~www
そうかそうか。 いやはや、これだけメチャクチャだと、見ていてとまらなくなるww

これは、元の振りつけを知っている人とそうでない人とでは、全く捉え方が違うんだろうなぁと思いました。なぜ、わたしは今回にかぎって、初めて、リハーサルのVをとったんだろう。なにか予感があったのかしらん? リハーサルでは失敗しなかったので、ホントの振り付けと比べることができる状態wwww なぜwwww

はじめから振りをまちがえて適当にしてしまい、その後もどって振り付けをしたものの、ペチコートはみ出しが気になり、途中であげたりしてる、これはフラメンコじゃないだろうとさえ思いました。

それでも、なんでしょう、踊り終わったとき、先生たちは別として、他の出演者さんよりも多くの「オレー!」をいただきました><; あれは、「なんだかがんばったね オレー」「アバニコ飛ばすってめずらしいもの見たぞ オレー」だったに違いありません。

フラメンコフラメンコしている皆さんの踊りの合間、こんなことがあっても、いいのかなぁ・・?

同じお教室のちょっと下のクラスの方から、
「見ました~! ファンになっちゃいました。 アバニコ飛んだのも

演出

と思えるくらいでしたよ」

え、演出? なぜ、、、 DVDを見て、わかりました。とっさにやったことがそんな風に見えてました。はい><;

いや、ほんと、負けましたwww この大失敗=負け ともいえますが、それよりも、あんなに「堂々と」「間違えても平気っつら」なあのときの自分には、今の自分は勝てる気がしませんwww

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P18

こんにちは 明日から月末週初めのはじまりです~ 先週ぼけーーーっとしていたから、たーいへん。みなさまも頑張ってくださいね~  現代表現家 Artista YUI

p18

月末になって、このへなちょこ漫画もスビーダ! ですwwwww

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P17

どは------ Artista YUIですぅぅぅぅぅ。
月末月末 月末ぅぅぅぅぅ  というわけで17頁めです。

p17

毎月、同じように月末はやってくるのに、なんで毎月忙しい思いをするのか、いつも不思議です。ところで、左上漫画内枠外の第1部っていったいなに。。。。(自分でもわからないですwwww)月末のせいってことで。

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P16

こんにちはー  現代表現家 Artista YUIです。一日3頁。今月中におわらせてやるぅ~www だいたいの時間で、朝8:30、昼14:30、夜20:30です。なぜこの時間かというと、好きな時間だからです♪ 明日はもうお仕事かぁ。。

p16

注)良い子はまねをしないでくださいね。

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P15

こんにちは  現代表現家 Artista YUIです。15頁めになりましたが、終わる気配はありません><; すみません、もうちょっとお付き合いくださいwww

p15

どこで無くしたか、いまだに思い出せません・・・・なので、漫画はある程度あいまいです。

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P8

こんにちは 現代表現家 Artista YUIです。昨日はどんな祝日をすごされましたか?
今日はわたしは新宿シャンパーニュでライブです。やっぱり緊張するぅ><
沢山お客様いらしてくださると、いいな。(他力本願)ライブ前に、景気づけに(?)もう1頁UPしますね~^^

それでは8頁目です。どうぞ~

p8

椅子にすわり 眠っているようなポーズをとり、そこからバイオリンの音がながれ、それに合わせて「目覚める」ようにアバニコを開き胸元でぱたぱた・・扇ぎました。そして立ち上がり、それを合図にギターさんの前奏がはじまる段取りでした。1コンパス(4小説)聞いてから、歩きだし、、、舞台正面で構えて、そこからジャマーダ(呼ぶ)と呼ばれる歌を呼ぶ合い図にもなる部分を踊りました。
ジャマーダがしっかりしていないと、歌がはいれませんので、とても重要な部分なのです。(発表会では、カンテさんが知って、むしろこちらはその歌をたよりにしています。。。)
なので、そこまでとても緊張してしまい、、、
んタッ タッ タッ タ トン! うん(1拍休み)
(歌入る)コモレルセ~ぇぇ~ぇえ~ぇぇ~
このあとで間違った記憶が、、、Vが出来上がってきたら、間違っているかどうかはっきりします。確かに間違えましたwww

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P7

こんにちは Artista YUIです。今日この日、天皇陛下が御即位されたことを世間に知らしめる即位礼がとりおこなわれますので、お祝いの気持ちにあふれています。
わたしは昭和に生まれ、平成、令和となりました。ありがたいことです。

一度公園の催し物で、当時の皇太子殿下をお見かけいたしました。黒塗りの車3台で、どれにのってらっしゃるか解らない状態?で、その車たちのなんというか、車なのにすっとはいってきて、す、す、す、と3台計ったように並んで止まったときの驚き。どんな運転をしたらあんなふうに、、地面を走ってきた感じじゃなかったんです。

そして、それらの車から体格がいいのだろうけれど決してマッチョな雰囲気のしない男性たちがこれもまたす、す、す、す、す、す、す、と複数人車から降りて要所に立って、どんなふうに降りたら、あんなふうに車からいったいいつ降りたんですか?って聞きたくなるような折り方ができるんだろうと思うような場面でした。

そこから、少し頭をかがめて天皇陛下(当時は皇太子殿下)が車からお出ましになられました。その御姿はすでに神々しい光を放ってらして、あぁ、この方が天皇陛下に鳴られる日も遠くないのだろうなぁと思ったのを覚えています。5年前のことでした。

それでは、国事の日にこんな漫画をUPしていいのか?とちょっと罪悪感もございますが、、、7頁目をどうぞ。

p7

今回は7頁めですが、仏教では”7”はいろいろな区切りで使われていますよね。あれは古代仏教で”7”はすべてを満たす数字だからじゃないかな?と思います。
この漫画は思いつきで描いていて、構成やお話の並びも考えてから書いているものではありませんが、今日UPしてみて、気付きましたw 

神道では主に中国からの影響もあるため、3,5,7,9が吉数といわれ数字が多いほど吉だそうです。中国では9は畏れ多いため、7が最高の吉数、日本では9が苦と発音が同じなので、避けられて7が一番の吉数だそうです。だからなんだと言われてしまえばそれまでなのですが^^

国事儀式の日に、この頁をUPしてもいいのかもw

わたしは23日が新宿でライブなので、今日も明日も吉日です♪

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P6

おはようございます Artista YUIです♪

音楽が始まり、舞台の始まりです。6頁目です。

Mさんのバイオリンはとても澄んだ音でした^^ バイオリンの音で始めることが出来るなんてなかなか経験できないことだと思います♪ すごく恵まれていると感謝しています。

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P4

こんにちは^^ 現代表現家・Artista YUIです♪

日曜日ですがお仕事でーすw のんびりお仕事するのも、好きです。
4頁目突入です♪ 

p4

まだ、カラコレスのステージははじまりません。。。はじめるための椅子セッティングです^^
舞台のことを考えていたときは、ちゃんと両手でもつ、女性らしく、美しく、他の人みたいに両手でもとう、って心に決めていたのに、前の人が終わり、階段をのぼりステージの端にたどりついたら、椅子が遠くにみえて、、やるしかないっ!と思ったとたん 開き直ったか歩きだしたはいいけれど、靴の釘がコツコツなるのが幕前なのによくないじゃーん(歌のステージの感覚)と思ってしまって、つい、、、つまさきだけで音がでないよう 抜き足挿し脚・・って感じで歩いてしまいましたTT なので、両手でもつ、なんてことすっかり忘れてしまい、、、、

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P3

こんにちは 現代表現家 Artista YUIです。

今日はお休みだけれども、お仕事に来ています。それでは、3ページ目です~
飽きたなんておっしゃらないで、お付き合いください ///。///

前回までのお話ならぬ 前のページはこちらからどうぞw   http://artista-yui.com/?p=474

P3

つづく・・・

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P2

こんばんはー 現代表現家・Artista YUIでーす。

2ページ目ですwww 明日は土曜日だけれど、発表会後でレッスンがありません。
皆様はどうぞよい週末をお過ごしください~ わたしは明日お仕事でーす。

第1話ならぬ 1頁目は こちらからどうぞ  http://artista-yui.com/?p=464

P2

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P1

こんにちは Artista YUIです。

フラメンコのバイレ(踊り)を習ってきて、このブログにも発表会でのことを、1年目のセビジャーナス(正式にはフラメンコではないですが)に始まり、8年目のソレア・ポル・ブレリアまでお話しました。

この、発表会は毎年10月にあるのです。そうです。今月です。
今年の発表会は、、、、じゃーん 14日に終りましたw
そのことはちょこっと書きましたが、ちょっと大失敗(ちょっと?大失敗?)というか、失敗、、というのか いや やっぱり失敗だよね? という出来事があったので、他にたくさん嬉しいこともあったので、それを書いてゆこうと思います。

と思いはするのですが、発表会ではステージの写真や動画は撮影禁止なのです。だから、ブログに写真や動画を乗せられません><; プロフェッショナルカメラマンさんが撮ってくださったお写真が出来上がってくるのはもうちょっと先になるので・・・^0^

だから、へたっぴな漫画で書くことにしました。だって、文章だけじゃつまらないんだもん。

というわけで。そんなに早くかけないので、まずは1頁目だけどうぞ~
もし読んだら感想をきかせてくれたら嬉しいです。

p1

上記訂正 (4段目)
誤)アレグリアスでは タパと足音でリズムをきざむのに・・・
正)アレグリアスには タパと足音でリズムを刻むところがあるのに・・・

アバニコ修理なのだ@@;(後編)

こんにちは、Artista YUIです♪ あさっての新宿シャンパーニュでのライブ出演にむけて張り切っております。

しかし、、、前回お伝えしたように、スペイン扇子のアバニコがぁ・・・・・(><;))) ひえぇぇえな状態でした。お部屋メイトの詩織さん(手伝いにいっている会社の人です)が修理してみようと言ってくれたので、おまかせしました♪

可哀そうな状態です・・・

詩織さんからは、「一体どんな使い方をしたらここまでひどくなるんだ」と怒られました>< が、歌を歌うときにあれこれ気持ちの整理の手伝いなどしてくださる方なので、怒られてもしかたないです。
普段は会社勤めで、コピーとか製本とかしているけれど、アクセサリー作家さんでもあります。彫金とか七宝焼きとかいろいろチャレンジしているみたいなので、こういう時には頼りになります♪

以下、詩織さんが修理してくれる途中で撮ってくれた写真の羅列と詩織さんの説明です。。。

糊づけしました。
骨が折れた箇所発見。
薄く剥いだ木片など用意していないので、厚い紙で。
サイズをはかり、あたりをつける。
大まかな形に切る。
残っている骨との高低差をなくすため、繊細に削る。
乗せては調整し、OKなので貼り付ける。
横から見ても、さして肉厚になっていない。
カラーリングする道具がないので、とりいそぎ似た色の色鉛筆で塗ってみた。よろしくない。
印刷インキを出そうかと思ったが、それを塗って扇子が閉じなくなったら困るので、ここは
捨て置く。
こんな感じになりましたが、OK?

わーい♪ ちゃんと開くようになったぁぁぁぁ❤ 詩織ちゃん、ありがとう❤
というわけで、修復されたら、なんだか 淵のケバケバとか ペンキのへにょへにょハゲ とか気になったので、おうちに持って帰って、着色しました❤
その写真はまたいづれ~

詩織さんは、「要」の部分を具合よくゆるめに締める修復を勉強するそうです。専用の金具は、2セット200円くらいで売っているのですが、詩織さんは気に入らないそうです。高すぎるってww カシメとかなら、高くても10個で200円だってwww 
「スペイン仕様は売ってないからぼったくってるか、自社で製造して高いかだ。」と言い切る詩織さんは、頼もしいですww

アバニコ修理なのだ@@;(前篇)

みなさんこんにちは Artista YUIです。また週末に台風がきそうだそうで、大変なことだと思いつつ、21日(土曜日)のライブ出演の日はきっと大丈夫、と根拠ない自信を持っています。

今年度のフラメンコの発表会で踊る2曲のうち、1つはCaracoles(カラコレス・かたつむり)です。この曲についてはまた次の機会に詳しくお話するとして、この曲はよくアバニコと呼ばれるスペインの扇子を持って踊られます。クラッシックバレエで皆さんたぶん曲は聞いたことがあると思われる「ドン・キホーテ」ゆかいなストーリーですが、あれに出てくるキトリの踊りのときにも扇子が使われますよね。

イメージとしてはあんな感じですが、アバニコ(スペイン扇子)の大きなのはフラメンコ用ですね。まさか32cmもある扇子をバッグに忍ばせる人はなかなかいないでしょうwww

今回カラコレスで使うのは少し小さい、長さが23cmのものです。他にももっと小さいのや、金・銀で結婚式につかわれるものとかいっぱいいろいろあるのは日本も他の国も一緒のようです。
古代エジプトを舞台にした漫画「王家の紋章」(私大好きなんです)でも、すんごい大きな扇(おうぎ)、羽のついたような感じので王様を仰いでいるシーンなど出てきますが、あれは、実はたためないんです。今の団扇と同じです。もとは扇(おうぎ)も団扇も一緒。扇と記される団扇は中国に古くあったようですが、扇子は、日本発祥といわれています。薄い木材を何枚も重ねて開ける形。これを発明したのは日本だそうですよ❤

日本が発明した扇子が大陸をわたって、どういうルートだったのでしょうか。きっとスペインにも伝わったんですね。スペイン扇子は、日本の扇子と違い、要をゆるくしてあります。ちょっと使いこむと、片手で柄の片方をもっただけで ダラダラダ~と開いてしまう感じです。日本でも片手でバッ!と開くこともありますが(芝居などで)、実際はかっちり畳めて、両手で開くものがほとんどです。要がきっちりと固く閉まっているんです。今は金属が多いですが、昔はクジラの骨とかつかってたみたいです。

スペイン扇子は要が緩いです。あえてそうしてあります。バッグから出して、片手でシュッと開いてひと扇ぎするのがイキだそうです。
あぁ、アバニコの説明が長くなっちゃった><ごめんなさい。
この今度の発表会で使おうかなぁ、と思っているアバニコ、、、、こわれちゃったんです。骨ははずれ。別のは要の留めがなくなったり。

これは、骨がはずれてしまいましたw

肝心要の語源になった「要」がはずれちゃったほうは、色が違うので今回はやめておくことにしたからいいけれど、なんと~ 水色がいいな、あれ?持ってた水色のアバニコ・・・・しまった!こっち32cmだった>< うーん。これ、、、、、使うかな、、、でもぼろぼろ、、、どうしたらいいのTT

ルームメイトにものづくり大好きで器用ぽい人がいるので、どうしよう~><と言ったら、できるかどうかわからないけれど、会社の道具で修理してみる?といってくれました❤
その修理の様子は別に書きますね♪ 後編をおたのしみに~


Guajira(グアヒーラ)と Alegrias(アレグリアス) 3年目のflamenco

こんにちは Artista YUIです♪ さて、フラメンコの踊り(バイレ)のお話の続きです。
習い出して3年目のことです。
石の上にも3年とはよくいったもので、習い事は3年たつとなんとなく形になりつつあるものですが、この年、クラスでの課題はGuajira(グアヒーラ)でした。

アバニコというスペインの扇子を持って踊られることが多い曲ですが、この「小物」を使って踊ることに憧れていたので、もう嬉しくて嬉しくてしかたありませんでした。まして扇子大好きな私は夢中でした。
でも、そんなに甘くありませんでしたw だって、このアバニコ、綴じた時の長さが32cmも@@;あるんです。わたしの小指の先からひじまでの長さもあるんです~w
この巨大な扇子を一瞬で(しかも持っている片手だけで)パッと開いたり閉じたり、、、、がとても難しくて、とくに閉じるのはとっても難しかったです。

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さらにクラスのお友達がもう一人先輩と一緒に別の曲を踊るというので、厚かましくもご一緒させていただくことになりまして、この年は発表会で2曲踊ることになったんです。
そのもう1曲が、Alegrias(アレグリアス/ Alegría/喜びが語源)です。アレグリアスについては、振り付けは別ですが今年も踊るので、また別の機会にお話しするとして。

その年のアレグリアスの衣装。

今年もこれを着ようかしら、、、サイズが入らない><

グアヒーラは、キューバで流行っていた大衆音楽が、そのリズムとともにアンダルシアやカナリア諸島で取り入れられたと言われます。リズムが明快で明るい曲、甘い曲と思っている人も多いのかな?と思います。
けれど、この歌の背景には悲しい歴史もあることを忘れてはいけないと思います。以前カンテ(フラメンコの歌)を習ったときに教わったことなのですが、スペインがキューバを植民地にし現地の民族を使役に使うような中で、キューバはアメリカの援助もあり、苦しい中で独立します。キューバ独立戦争です。そして、キューバに移民していたスペイン人たちは一斉に母国に引き揚げます。
支配する側だったスペイン人の中にも、なんらかの理由で落ちぶれたのか、肉体労働に従事せざるを得なった人々がいました。引き揚げの際も、船には乗れても、船倉の中に押し込まれるような状態で帰ってきたそうです。この肉体労働従事者を揶揄して、男性をグアヒーロ、女性をグアヒーラと呼んだそうです。

有名なバイラオーラ(女性のフラメンコダンサー)の踊りで、あぁ、そうかと思うものを観たことがあります。グアヒーラがお金持ちの男性を誘惑するような感じ。優雅に見えてでもどこかボロが出る感じ。そんな感じで、いつかまたグアヒーラを踊れたらいいな、と思っています。

浮かれ過ぎてますw

発表会ではとにもかくにも楽しく踊れたのはいいのですが、楽しすぎてもう、大失敗だと自分では思っています。動きすぎて「踊り」になっていないんです>< まぁ、3年目じゃまだスタート地点が見えたかな?くらいですから、仕方ないですよね♪

でもこの年がひとつの分岐点になった気がします。
楽しく踊りすぎて、あとから動画を観て、あぁ、フラメンコになっていないな、と思ったことがきっかけになり、フラメンコらしさってなんだろう?って考えるようになったのです。