レッスン行きます

こんにちは Artista YUI です。皆さんはこの週末はどんな予定でしょうか。

わたしはいつも通り、バイレのレッスンに行ってきます。午後には歯医者さんに検診の予約をいれてるので忘れないようにしなくちゃ。

厚切り~

土曜日の朝はプロテインごくごく、だけど、帰ったらご近所さんからいただいたちょーーーーぉ厚切り食パン、トーストにしていただきまーす。

バター買ってこなきゃ。

今年【令和元年】の終わり

こんにちは 現代表現家 Artista YUIです^^

もう仕事納めを迎えたかたも多いと思います。みなさんの年末年始はどんなご様子でしょうか。

わたしは今、仲間と一緒に住んでいる家を出る準備をしています。たまにお手伝いしている会社のお仕事も、毎日あるわけではないので、バイト探しも10月からはじめています。

夕べはわたしの”現代表現家”をつけてくださった、現代芸術家の深瀬 綾氏と、いつもわたしを助けてくださる、ひーちゃんとで食事会でした^^

今年最後のお食事会。
昨年15日のお食事会。

いつもと変わらぬ年末。。。。。に見えますが、今年から来年にかけて、新しいおうちの準備?があるので、なかなか忙しいです。

去年の年越しにはボーノちゃんがいたけれど、(猫)今年はいない御正月です

今日は今年最後の歌のレッスン、来年の歌い初めで歌いたい曲をやりたいと思い、その譜面を、、、、と思ったら、朝あわてて出て来たので、持ってないTT

歌い初めで歌いたい、はじめて歌う曲は数曲あって、困ったなぁ。。1曲は持ってるけど、これはちょっと1日ではし上がらない><;

どうしよう、何をやればいいかしら~TT

そして、28日には、踊り納め(w) バイレの今年最後のレッスンです。

それから、お休みにはいります。お休みの間に、おひっこしの手伝いをしながら、今学んでいるマルガリータじゃなくて、マルティネーテのサリーダで踊る振り付けを考えようとおもってます。と同時に、今度のレッスンでジャマーダを全部身体にたたきこんで、わすれないようにしなきゃwwww

来年になって、おちつくまではきっとブログ書けない日がつづくと思います。(おうちにパソコンなくて、でもってスマホで書くのいまだにうまくできないから。。。)

自分でデザインして作ってもらった着物。余った布でこういうふうにしてくださいねと指示しただけだけどもw

みなさん、どうぞよいお年をお迎えくださいね。 祈ってます^^

Siguiriya(シギリージャ・嘆きの声) 9年目のflamenco

こんにちは、Artista YUIです。みなさん、連休はいかが過ごされましたか?

さて、しばらく漫画を書いてたのでお休みしていたX年目のflamencoのつづきです^^
フラメンコを習いはじめてから、発表会をひとつの目標とした1年ごとの課題へのチャレンジを書いています。
前のを読みたい方は、この頁の下のほうにリンクを貼っておきますのでそこから見てみてくださいね。

Siguiriya(シギリージャ)は、とても古い歌です。Siguiriyasとか、Seguirilla,Seguidillaと書かれることもあるみたいですが、その由来ははっきりと解っていません。そして特徴的なのが、5拍子であるということや、メロディの数が多いということでしょうか。
タイトルに(嘆きの声)とつけましたが、シギリージャという単語の意味ではなく、あくまでフラメンコの中で、暗い、悲しみをうたった曲の中で、ソレア(孤独)が救いのある暗さなら、このシギリージャ(seguidillaの意味は「従う」、地方での似た言葉の意味は「交差する、すれ違う」など)は、救いのない悲しみでしょうか。

5拍子というとわたしなどはすぐ「Take five」を思い出すのですが、そしてあのリズムが大好きなのですが。。。日本人の多くの方は5拍子が苦手みたいなんですね。
昔、JAZZベースさんから聞いた話ですが、その時組んだドラムさんが、この5拍子がどうしても取りにくい場合こうするといいよ、とギターさんに話したのが、これ↓
「向ケ丘遊園、向ケ丘遊園」wwwwwww
なるほど、すごくわかりやすいですね^^  でも、どうしてもギターさんが合わない。そこでギターさんに聞いたら、これ↓
「向ケ丘遊園地、向ケ丘遊園地」 wwwww 一拍多かったんですね~wwwww

JAZZにもスウィング、揺れるリズム(揺らすリズム)がありますけれども、このシギリージャは、まさにそれで、長さが均一でない5拍子なんです。
だから、このレッスンを受けるとき、実をいうと少し悩みました。2拍+3拍をくっつけたように5つのカウントでやらなきゃならなくなるかな? って不安でした。

でも、わたしの通っているお教室では、ちゃーんとそこを5拍でしかもカウントだけれどメロデイという(口でうまく説明できないです><)感じで教えてくださったので、すっごく楽しくて、わかりやすくて、本当に今でも大好きな曲で、もう一度踊りたい曲です。

以前に他のクラスの方がシギリージャをやったときには、先生が後ろでバストン(杖)でリズムを刻んでくださったりしていたのですが、どうしてもわたしは自分でバストンを使ってみたくて、先生にわがままを言いました。
先生は、あとで考えましょうと言ってくださって、つまり振りうつしがすみ、踊りが踊れるようになって余裕があったら、バストンも使ってみてもいいかも?っていうお返事だったんです。

なぜか写真がなくて、Vからショット^^

もう、どうしてもバストン使いたいよねー とそのとき一緒のクラスだったKさんと頑張りました^^

そして、発表会向けのシギリージャ(嘆き)の途中に、ちょこっとマルティネーテ(鍛冶屋さんの打つマルティジャソ(槌)から来ているそうです)が入ったんです。このとき、マルティネーテが好きになりました。前にKさんとHさんが発表会でマルティネーテを踊られたのを観たときには、メロディはとても好きだけど、踊りはあんまり好みじゃないなぁ、などと(生意気にも)思ったものでした。
好きだからといって、興味をもってマルティネーテという曲種のいろんな歌(メロディ)を聞くと、何が何やらこんがらがるばかりww

二人だから、できたこと。

発表会では、バストンを持った二人が一緒にいるのに「すれ違う」ところからはじまりました。同じように動くのですが、行く方向が違うのです。軽く締めるときの二人のポーズも違います。
そして、二人はそれぞれ離れて自分のバストンを、それぞれの思いでステージの奥に置いてきます。踊りがはじまります。途中、マルティネーテになると、ギターさんがコツコツとギターを打つリズムと歌だけで踊りました。ここで一気にマルティネーテが好きになっちゃいました^^
シギリージャに戻り、最後はスピードがあがって、二人が向かい合いバストンをX字に「交差」させて終わりました。


最後。

うまく踊れたとは思いませんし、失敗もいっぱいしました。でも、このとき、本当にKさんと一緒に好きなシギリージャが踊れて、幸せいっぱいでした。そして、バストンを使うというわがままを聞いてくださった先生にも、さらにはこんな素敵な振り付けを考えてくださったことにも、言葉にしきれないほどの感謝をしています。

お教室の10周年ということもあって、大きなステージで踊ることができましたが、その分すごく緊張してしまい、振りを沢山間違えました。あとでビデオをみたら、みっともない間違え方(手を途中まであげて戻すとか)をしていたので、このとき、間違えるなら、間違えたとわからないようにしようと決心したのでした。(・・・普通は間違えないようにしようと決心すると思いますが、そうしたところで間違うときは間違えるので、こういう決心をわたしはします^^心穏やかに生きるためです^^)

あんなシギリージャは、Kさんとだから出来ました。A先生の振り付けだから、かないました。
フラメンコを習っていてよかったなーーーーとつくづく思いました。
そして、この年に好きになったマルティネーテを、今年の課題にしてもらえました^^

過去の“X年目のflamenco” ブログはこちらからどうぞ(新しいタブで開かれます)
はじめて(きっかけ)
2年め(ファンダンゴ)
3年め(グアヒーラとアレグリアス)
4年め(ティエント)
5年め(タンゴ)
6年め(ソレア)
7年めの1(タラント)
7年目の2(ガロティン)
8年め(ソレア・ポル・ブレリア)

習っているお教室のHPは
こちらです^^  
https://peraichi.com/landing_pages/view/azucar

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P18

こんにちは 明日から月末週初めのはじまりです~ 先週ぼけーーーっとしていたから、たーいへん。みなさまも頑張ってくださいね~  現代表現家 Artista YUI

p18

月末になって、このへなちょこ漫画もスビーダ! ですwwwww

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P17

どは------ Artista YUIですぅぅぅぅぅ。
月末月末 月末ぅぅぅぅぅ  というわけで17頁めです。

p17

毎月、同じように月末はやってくるのに、なんで毎月忙しい思いをするのか、いつも不思議です。ところで、左上漫画内枠外の第1部っていったいなに。。。。(自分でもわからないですwwww)月末のせいってことで。

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P13

こんにちは、 現代表現家 Artista YUIです。 今日はお休み。だけれども、お引越しの準備やらなにやら、やることはいっぱいです。なので、FBにシェアとかできないかも。ここに、見にいらしてください><; これから朝、昼、晩と掲載してゆきます~(←月末に追われてる感)

p13

それにしても、 フラメンコのバイレ(踊り)で笑いをとったのは、初めてでした・・・・

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P9

こんにちは Artista YUIです♪ これからライブです~。生YUIが見られるのはライブでだけです^^
いよいよ9頁目です♪
1日1頁しか載せられず申し訳ないなぁと思ったので、今日はライブ前に景気づけ?でもう1頁です。

 でも、見てくださる方もそんなに多くないようですから~(反応少なくてちょっと悲しい。。)たぶん最初の予想どおり、全16ページになりそうです。。。TT 
このflamenco漫画が評判が少しでもあれば、今度新しい曲をレッスン受けたり、歌のステージの事も描きたいなぁ、、なんてわがまま迷惑なことを思いましたが、今回のフラメンコの発表会のことだけにするつもりです♪
なぜなら、歌のライブ、、、は、やはりライブに直接いらして、見て、聞いて、感じてほしいからです♪

 わたしはCDではなくライブ派の人間なのと、無名なのでw、聴きにいらしていただかないと、たまに動画は出したりするものの、きっと聴けないですw そんな貴重なものじゃないじゃん、と言われるかもしれませんが、、、、、、そのうちにはあちこちで来て、歌って、ステージして、踊って~ と言われるようになるかも知れませんw 

p9

歌のライブでも歌詞を間違えることがあります、、、本当はいけないことです。きちんと覚えていないということは振り付けした方、歌詞を書いた方にとっても失礼です。。。
だけど、間違えてしまったら仕方ないというか、、間違えたときに「どっひゃー、間違った、どうしよどうしょ」ってなることは、今度はそのステージを作ることにかかわってくださった皆さんに失礼ですし、何より、いらしてくださったお客様に失礼になってしまうので、「間違ってないわよ」という顔をして踊る、歌うのです><;
歌で間違った時はわたし、、、、即興で歌詞をつくって歌っちゃいます。

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P7

こんにちは Artista YUIです。今日この日、天皇陛下が御即位されたことを世間に知らしめる即位礼がとりおこなわれますので、お祝いの気持ちにあふれています。
わたしは昭和に生まれ、平成、令和となりました。ありがたいことです。

一度公園の催し物で、当時の皇太子殿下をお見かけいたしました。黒塗りの車3台で、どれにのってらっしゃるか解らない状態?で、その車たちのなんというか、車なのにすっとはいってきて、す、す、す、と3台計ったように並んで止まったときの驚き。どんな運転をしたらあんなふうに、、地面を走ってきた感じじゃなかったんです。

そして、それらの車から体格がいいのだろうけれど決してマッチョな雰囲気のしない男性たちがこれもまたす、す、す、す、す、す、す、と複数人車から降りて要所に立って、どんなふうに降りたら、あんなふうに車からいったいいつ降りたんですか?って聞きたくなるような折り方ができるんだろうと思うような場面でした。

そこから、少し頭をかがめて天皇陛下(当時は皇太子殿下)が車からお出ましになられました。その御姿はすでに神々しい光を放ってらして、あぁ、この方が天皇陛下に鳴られる日も遠くないのだろうなぁと思ったのを覚えています。5年前のことでした。

それでは、国事の日にこんな漫画をUPしていいのか?とちょっと罪悪感もございますが、、、7頁目をどうぞ。

p7

今回は7頁めですが、仏教では”7”はいろいろな区切りで使われていますよね。あれは古代仏教で”7”はすべてを満たす数字だからじゃないかな?と思います。
この漫画は思いつきで描いていて、構成やお話の並びも考えてから書いているものではありませんが、今日UPしてみて、気付きましたw 

神道では主に中国からの影響もあるため、3,5,7,9が吉数といわれ数字が多いほど吉だそうです。中国では9は畏れ多いため、7が最高の吉数、日本では9が苦と発音が同じなので、避けられて7が一番の吉数だそうです。だからなんだと言われてしまえばそれまでなのですが^^

国事儀式の日に、この頁をUPしてもいいのかもw

わたしは23日が新宿でライブなので、今日も明日も吉日です♪

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P6

おはようございます Artista YUIです♪

音楽が始まり、舞台の始まりです。6頁目です。

Mさんのバイオリンはとても澄んだ音でした^^ バイオリンの音で始めることが出来るなんてなかなか経験できないことだと思います♪ すごく恵まれていると感謝しています。

flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P5

こんにちは~ 現代表現家・Artista YUIです♪ 期末とダブルのお引越し準備に追われていまーす
悪い風邪がはやっているようですから、うがい、手洗いをこまめにこまめにしましょうね♪

前回までの頁はトップページからどうぞ♪

p5

まるで、ガテン系に見えますが、ガテン系ではないのですTT  どうも感覚がほかの人と、、これでも、一所懸命合わせよう、合わせよう、馴染もう、と頑張ってはいるのですが、、、変人のようです。。。

Solea por Bulería(ソレア ポル ブレリア) 8年目のflamenco

こんにちは、今、お腹がすいている Artista YUIです。

さて、久しぶりにフラメンコ~のお話です。とうとう8年目にはいりました^^
クラスの課題は「ソレア・ポル・ブレリア」です。Solea(ソレア、孤独)のお話は以前しましたが、Buleria(ブレリア)については、お話したくないけれどお話しなければならないことがあるのです。。。白状します><;

この数年前に、あさお市で行われるあさお祭というイベントに、有志参加をしました。同じレベルの方たち4人でブレリアを踊ったんです。。。
振り付けはとってもかっこいいもので、また会場がすっごく広いホールで、カンタオールさんもカンタオーラさん(フラメンコの歌い手さん、男性、女性)もバックミュージシャン(ここだけ英語?)もすごい方ばかり。こんなすごいチャンスめったにない!と勢いこんで参加を決めたのですが、、、

ブレリアのリズムの難しいこと難しいこと>< ブレリアは、決まったメロディがなくて、3拍子と2拍子が混ざったリズムに合わせて、他の歌の歌詞を乗せて歌われる歌です。
アメリカのミュージカルソングでも、ブレリアに乗せて歌えば、ブレリアになっちゃうということですね。これはすごい@@;
ということは、、、 メロディの区ぎればかり気を取られるとダメで、ブレリアのリズムがしっかりとれないと、わかっていないと、踊れないということですよね、、、(ほかの曲種もおなじことが言えますが)ギターさんのコードの切り替えとか、つまりはよーーーく曲を聞いてないとだめだめってことでしょうか><;

そういう意味でわたしはブレリアってただ明るくて早くてちょっとリズムが変わってる曲だと思っていたので、だめだめの最下方でした。ですから・・・本番で、大きな舞台で、振り付けがすっぽり抜けて、もう、おたおた。おかげで、ブレリア恐怖症になってしまいました><;

このSolea por Buleríaは、ブレリアのリズムでソレアを踊るってわけですね。ブレリアが他の歌を乗せるのだから、ソレアを乗せたからって、なにもあえてSolea por Buleríaっていわなくてもいいんじゃない?と思った人、するどいです。なんででしょうね? わたしも解りませんw

Bulería por Solea(ブレリア ポル ソレア)というのもあります。 ソレアによるブレリア、ってことですね。ソレアポルブレリアとの違いは、曲がゆっくりなところです。

じたばたしてます。

ブレリアは、拍数でいうと、1,2,3 1,2,3 1,2 1,2, 1,2 です。これはソレアも一緒です。
でも、、、12から数えると、
ブレリアは ⑫ 12③ 45⑥ 7⑧ 9⑩ (11) 
ソレアは、 (12) 1,2,③ 4 , 5 , ⑥ 7 , ⑧ 9 , ⑩ (11) かなぁ。
アセントの位置が微妙に違うみたい。12のとこ、ブレリアは拍が強い気がする。

この123、、でいうと最後の2.12で数えると最初の⑫.ここのアクセントをとるのがめっちゃくちゃ苦手です。

そして、、、8年目のソレアポルブレリアは、ソレアは大好き、でもブレリアは恐怖症・・・というわたしには あまり好きになれない曲でした。
踊り手さんはブレリアの高揚感が好きな人も多いとおもうのですが、わたしはとても苦手です。

すっかり、曲と歌にのまれてしまって、めっちゃ早いスピードの ソレア ポル ブレリア になってしまいました。早いだけの そうねぇ。。。自分では「ジタバタ」してるだけの、踊りにはなってない状態かな、と思いました。


今度これを踊る機会があったら、早くても、レガートでその中のメリハリがきっちり伝わるように心がけて踊りたいです。・・・ですが、また踊りたいリストの最下方ですww

Garrotín(ガロティン) 長い棒? 7年目のflamenco その2

こんにちは Artista YUIです♪ 今日は昨日のつづきです^^

フラメンコを習いだして7年目に突入し、この年のクラスの課題は、Tarantos(タラント)でしたが、もう1曲、クラスの課題とは別に・・どうしても踊りたくて個人レッスンをしていただいた曲、Garotin(ガロティン)を、この年の発表会でソロで踊っていいことになりました❤

またもや2曲、発表会で踊るんです。まだ7年目の未熟なわたしが踊っていいのか?という気持ちと、やはりソロで踊るのはとても気持ちがいいもので、仲間と一緒につくる舞台とはまた違う楽しさ、難しさ、やりがいがあるので、嬉しいきもちとでいっぱいでした。

踊る1曲は嘆きの美しいメロディのTarantosですが、このGarrotín(ガロティン)は・・・・・?
まず、ガロティンってなぁに?と思われると思います。わたしも踊りや歌を習う前はまったく知りませんでしたが、実際、現代スペインでもわかってないそうですw 辞書にも載っていませんwww 
バイレ(フラメンコの踊り)の先生から聞いたところによると、どうも歌詞の中にでてくる、 Al garrotín, al garrotán ~という部分の、ガロティン、ガロタンが長い棒と短い棒を示すらしい、ということでした。
カンテの先生によると、スペインの小さな博物館へいったときに、麦の脱穀用の棒が展示してあり、そこに”Garrotin”と書いてあり、細かい説明は何もなかったと。。。

どちらにせよ、であることに間違いはないようですww そして、もしこれが脱穀用の棒なら、、きっと、女性たちが集まって、よもやま話をしながら、のーーんびり麦を棒でたたいていたのかなぁ、なんて想像しました。ガロティンはフラメンコというより、もともとスペイン北部の地方の歌だったそうです。それが20世紀になってから(つい最近じゃないですか!@@)、マドリッドとかバルセロナに伝わって、フラメンコの歌手たちが歌うようになったそうです。。
これも、フラメンコといえるのかな?どうかな?と思いますが、なぜなら、”フラメンコってなに”といったとき、その定義には諸説あるからです。それは置いといて。

楽しそうなことだけ褒めてあげられるw

でも、わたしにとってのガロティンはバイレ・フラメンコ(フラメンコの踊り)の大事な曲です。牧歌的なのーんびりした雰囲気で流れる明るめのメロディのしょっぱなで、こんなことを言うんですよ(わたしの知っている歌詞の場合)
♪ Pregúntale a mi sombrero, mi sombrero te dirá. la malas noche que pasa.(わたしの帽子に聞いてみて。帽子が知ってるわ(教えてくれるわ)。夕べ何があったのかを。

ガロティンは主に帽子を持って踊られます。ガロティンが“棒”なら、棒を持って踊っても良さそうですがww たぶん、歌詞に関係しているのかな、と思います。
どうやらガロティンは 色っぽく、艶っぽく踊るのが通常とされているそうですが、このときはそんなこと微塵も知りませんでした。。 この曲は歌もならって、前の前の年に歌ってるんですよ>< 発表会で・・・なので、おもな歌の意味は知っていました。でも。。

明るすぎますかねw

帽子に聞いてごらん♪ いったい昨日の晩に何があったんでしょう~❤ 秘密なことなのは確かですねw  この帽子は、麦畑(だと想像します)に置きっぱなしにされ、露に濡れているのです・・・
きゃーーーーー❤❤❤
ガロティンは、色っぽく、艶っぽくまたコケティッシュに踊るものとされているのもうなづけます。

歌のジャンルは違いますが、ライブで歌い始めたころから言われた「色っぽい」「明るい」この2つに合っていたのかな~。
この前の年かな、その前かな。。。カンテのレッスンでGarrotinを歌いました。動画もあるのですがここでご披露できないのが残念ですwww

前に書いたブログ「初披露のアルレッキーノ」 にもで カンツォーネの「ポルトガルの洗濯女」のお話をしましたが、 あの歌の歌詞に出てくる、 Et tape et tape  (エ タップ エ タップ)という擬音は、川で洗濯をするときに、棒でたたくんですね。その音だそうです。

こういうの、大好きです。国は違うのですが、この洗濯女の歌は、ちょこっとフラメンコの振り付けをいれたくなっちゃいます。

そういえば、昨日「蝋人形」のお話をしました。土肥金山のふんどしの人です。わたしにはトラウマになりそうな東京タワーの蝋人形館で鮮烈な思い出があります。このお話もいづれさせてくださいね♪

そうそう、ろう人形と言えば、、、、こないだの新宿でのライブでのこと。わたしがステージを務め、ゲストの歌手さんを紹介しつないで、、、ゲストさんがわたくしを紹介してくださったのですがその時のこと。。。

「まるで蝋人形館からで出来たような感じで」と言われましたww これは実は嬉しかったなぁ(わかってないかも)
さらに、昔さしあげた名刺について「いただいた名刺もSMの写真かと」
うーん。うーん。喜ぶべきか、不服に思うべきか、わからない~><;
なぜなら、わたしの一緒に住んでいる仲良しルームメイトさんの中には、超がつくほど真面目なS女性と、超がつくほど本気のM女性がいるからです。二人とも個性豊かですが、、、、おっと、こんな話をしている場合ではありませんTT

そうだ、明日はこのあいだのライブの話しをほりさげて書いてみよう♪

Tarantos(タラント)鉱夫の嘆き7年目のflamenco その1

こんばんは Artista YUIです♪ 今日はいい天気でしたので、気持ちも晴れ晴れしました❤

さて、久しぶりになってしまいましたが、フラメンコを習いだして7年目に突入しました。この年のクラスの課題は、Tarantos(タラント)でした。Tarantosは、もとはTaranta(タランタ)といわれます。スペインのレバンテ地方(東側沿岸地域)は山も多く、鉱山が多く19世紀前半にはアンダルシアほかいろんな土地から労働力が集められました。特にレバンテ地方のアルメリア、金のアルメリアと称されたアンダルシア州アルメリア県には多くの鉱山があったそうです。日本と土肥金山って感じかしら?

ごめんなさい、金山ってそれしかしらなくて><(歴史とか土地風土のことほんとに頭にはいらなくて・・TT) 土肥金山をなぜしっているかというと、以前、西伊豆にいったときに知り、金山?どんなだろう~ 坑道もあるんだって!はいってみたい、はいってみたい~(///0///)ワクワク って行ったら、坑道に裸の小柄なおじさんがいて、肌はやや黒く、小柄だけど筋肉質ででもおじさんで、しかもふんどし一丁。汗だくでかがんで仕事してる。。。。。 人形でした。

昔からいわゆる西洋人形はちょっと怖くて近寄りがたいのですが、東京タワーの蝋人形館が大好きで、熱海の秘宝館の入り口の歌う人魚(もう歌わなくなっちゃったよね?)大好き。。。

Tarantos 必死です。

話しがそれましたが、レバンテ地方の鉱山に集められたアンダルシアやほかの土地の人も歌は大好きだったでしょう。特にアンダルシアの人々はきっと、持ち前の明るさで辛い仕事も歌いながらこなしたのではないかと思います。
あれですかね、わたしの大好きな炭坑節な感じ?はじめて先生から課題をつげられ、そのTarantos(タラント)が”鉱山で働く人たちの嘆きなどがうたわれる”と聞いたときの驚き! 炭坑節大好きだから、勝手にむすびつけて心の中で大喜びしていましたww 本気で炭坑節大好きなんです。あれはミイケ炭鉱でしたねw

余談ですが、盆踊り曲として知られる炭坑節はもとは福岡の 『伊田場打選炭唄』 、 三井田川炭鉱の女性労働者 が歌っていたのが原曲だそうです。のちに芸者さんがレコーディングして有名になり、編曲されて今の歌になったんですね^^ フラメンコのカンテも、各地の民謡が原曲(もとうた)で、それが編曲され現在のフラメンコのカンテになったものが数多くあります。
というわけで、炭坑節(鉱山労働者の歌)Tarantos(鉱山労働者の歌)でよかったんですね~❤(責任もちませんw)タラントが嘆きを主に、美しいメロディで歌うのに対して、炭坑節のもとうたのメロディはいまではわかりません。どんなのだったのかな?と思いますが、一説には春歌@@;(春の歌じゃないですよ、この春はあの春です、春画、、とかの春です><;という説もあるそうです。。。

やはり、必死です。

鉱山の労働歌として生まれたTaranta(タランタ)は、 Fandango (ファンダンゴ)のリズム(3拍子)で歌われました。それがハリウッド映画出演でも有名な舞踏家、わたしが生まれる前に亡くなってしまったカルメン・アマヤ(アマジャともいいます)が踊ったのが タランタに踊りがついた最初と言われますが、このとき2・4拍子のTangos(タンゴ)のリズムで踊ったんです。それが、Tarantos(タラント)と呼ばれ、人気になり、広く世界に知られるところになりました。

タランタとタラントはリズムが違うのですが、メロディラインも違うんだそうです。違いがすごくわかりにくいのですが、リズムの違いだけではないんですね~。タラントをファンダンゴのリズムでタランタにつなげてひとつの曲にしたりするそうです。難しい><
難しいといえば、このTarantos、課題としては振り付けをその時点の技量にあったように先生が振り付けを考えてくださいます。でも終わってみて、、曲としても、歌としても、踊りとしても、とても難しいと思いました。

難しいといっているわりに、去る(踊りのおわり)のときにはめいっぱい明るいです。大好きな藤山一郎さんの教えでしょうか。いえ、フラメンコは暗い歌でも、明るく終わるのが素敵なんです。そこがわたしに合っています。

とても難しいのは、ゆっくりな抒情的なメロディにzapateado(サパテアード、ここではフラメンコの足を鳴らす動き、音)をいかに合わせるか、だと思うのです。

フラメンコのはじまりは歌。歌です。踊りからではありません。歌があって、うーんとあとになってギターが歌の支えにはいるようになり、、、そして踊りがついたのです。はじめに歌ありき、なんですね。なので、”フラメンコ”というと日本ではわたしのように「あの薔薇をくわえて踊るやつ?」という方が沢山いらっしゃると思うのですが(違うかしら。。)、ただフラメンコと言った場合、それはCante(カンテ、フラメンコの歌)のことなんですね^^ そして、フラメンコの踊りは、舞踏でありながら実は「音楽」なんです。サパテアードで打楽器。全身でメロディとリズム・・・を表現するのですから^^

そして、クラスの課題とは別に、どうしても踊りたくて個人レッスンをしていただいた曲、Garotin(ガロティン)を、この年の発表会でソロで踊っていいことになりました❤

さて、、、長くなってしまいましたので、つづきはまた明日~♪ Hasta mañana!


Solea(ソレア)孤独。6年目のflamenco

こんばんは Artista YUI です。夜はだいぶ涼しくなってきました。こんなときにうっかりお腹を出して寝ちゃうと、風邪引いちゃうんですね。気を付けてくださいね~☺️

さて、フラメンコを習いはじめて、早くも6年目となりました。5年目はTango,タンゴでした。
実は、頭の中の記憶では、6年目に何を踊ったか習ったか、まったく覚えていないのですTT
5年目のTango,タンゴでは、美しいメロディと共に小気味良い拍子が刻まれていました。きっと、6年目はSolea (ソレア)だったのでは?と思うのです。なぜなら、その次の年以降はデータが残っていて、その中にソレアがないんです。でもって、ソレアは確かに踊ったんです。だから、6年目はソレアってことで。。。
Solea(本来は複数形でSoleares,アンダルシア訛りでsolea ww), ソレアはほとんどがゆったりと重厚なメロディが歌い上げられます。

Solearesはよく「フラメンコの母と呼ばれる」といわれるのですが、わたしは未熟すぎて、なぜ母なのかよく解りません。同じように古い曲種は沢山ありますし、なんでなんでしょう?www

たぶん、6年目の課題でSolearesを習い、発表会で踊ったのはSolea ですが、それがSolea de Cadizだったのか、Solea de alcara だったのか Solea de Utreraだったのか まったく解りませんTT
ソレアにはもう、ソレアだけにそれはそれは沢山のメロディがあるんだそうです。でもわたしはそれをうまく聞き分けられません>< すべて同じに聞こえてしまって。なんでなんでしょう??これは、聞き込みが足りないからですね><;わかるまで聞かないといけませんねTT

カンテを歌ったり。

なぜかこの年の踊りの写真が見つからず。。。TT 今度探します。上はカンテ発表会のときの写真 ですが、、、習いだして2年目かな。。何歌ったんだっけ・・・?まったく思い出せないわたしがいます。また、カンテもちゃんと習いたいなぁ。

Soleares(ソレア)の意味は孤独だと教わりました。そしてあの重厚で深みのあるカンテ(フラメンコの歌)・・・・! 人生の苦悩の渦のなかから悲痛な叫びを押し殺して押し殺してつぶやき始め、徐々にそれがこらえきれず爆発するかのように歌いあげられる・・・と思っていました。この時は、、、。

確かに、歴代の有名な歌にはそういう歌詞も多いのですが、本来フラメンコは歌詞は自作で歌うもの。。。その時の気持ちとかそういうことも歌っていいはずです。となると、さすがにソレアのメロディに大好きだからといって”矢野顕子”さんの”ご飯ができたよ”を乗せることはしません・・・(いつかやりたいくらいに思ってますが内緒です)が、別のフラメンコの曲Tient(ティエント・手探り)の詞でも歌われますので、これからのフラメンコだけでなく、生涯の勉強課題でもあります。

ところで、孤独と聞くと、わたしはムスタキ( Georges Moustaki 、ギリシャ系ユダヤ人でありながら、フランスの伝統を受け継ぐシンガーソングライター。フランス音楽界に大きな影響を与えた詩人。歌手。作曲家。)のMa solitude (私の孤独)を思い浮かべます。彼は自分のことを「よそもの」と言い当時は禁句にも近かった「ユダヤ人」という言葉をあえて使い、あの「Le Métèqu(よそもの。邦題 異国の人)を大ヒットさせました。あのムスタキはまた、孤独という深いテーマを軽やかながらも歌声は味わい深く、、、あの素晴らしい曲も作り上げました。わたしの大好きな曲です。歌詞はなんとも孤独を突き詰めたものです。ブラジル音楽の影響を受けたギリシャ系ユダヤ人 ムスタキのアレンジの聞いたフランスのポップスをわたしは日本語で歌いますw いつか自分の納得のいくようになったら、みなさんにお聴きいただけるようになるやもしれません。

その「異国の人」の中で、日本語の訳詞ではこう歌われるものがあります。《もう 独りじゃない、孤独とふたりだから》そこだけ聞くとヤバそうな人に思えるかも知れませんが、すべてを聞いてみてください。軽やかにでも深く歌われる曲を聞いてほろりと涙がこぼれるかも知れませんよ~❤ わたしはこぼれました。。ちょっと恥ずかしかった><;

それはそうと、フラメンコのソレアは、どんな孤独でしょうか。わたしは前にも書きましたが、スペインに限らず、世界の文化や歴史に疎いのです。
ただソレアは重厚な感じで。。。といわれればそうかな、そうなんだな、と簡単に、深く考えずに信じてしまいます。このときもそうでした。だから、変なねずみ講みたいのにしょっちゅう引っかかってしまうんですね(泣)

それは置いといて、確かにソレアは重厚な雰囲気やメロディが魅力的です。だけど。。スペインの最後はやっぱり明るくね!というあの明るい人たちのソレアはどんな孤独なんでしょうか。今度ゆっくり考えてみたいです。いつも、バイレ(フラメンコの踊り)と書いていますが、フラメンコの踊りは、ダンスではないのです。音楽なんです。ですから、なんとしても何かの曲種を踊るときには、その音楽を表現することを考えたいと思っています。

出来るにせよ出来ないにせよ、思いをめぐらせて指先の動きひとつ、体の向きひとつ あれこれすべてにおいて考えて動けたらどんなにいいだろう、といつも思います。わたしの場合技術が足りないうちは、そのスタート地点にもたてませんが(笑)

ソレアのリズムは、わたしたち歌い手のよく使う「揺れる」感じです。拍の長さが均等でなく、歌い手さんによるのです。
よくライブで、一緒にステージをつくってくださるピアニストさん(伴奏、演奏を引き受けてくださる)に、「ここはリズムどおりに、インテンポでお願いします。歌はかぶりながらかなり揺れますが、ここでバーン!と合います」なんて、まったく物理的でも化学的でも数学的でも論理的でもない説明を 毎度毎度してしまいますが、ほんと、、、お世話になっているピアニストさまさまたち、、、よくぞ このわたしの言う意味不明言語を理解してくださるなぁ、と感服し感謝しております~♪

長くなっちゃいましたね。ソレアについてはわたしもまだまだ勉強! またいつか、踊りたい曲のひとつです^^ またソレアについて コレは!と思うことがあったら書かせてくださいねー♪

Tientos(ティエント) 4年目のflamenco

こんにちは Artista YUIです♪ 夜は虫の鳴く声が沢山聞こえてくるようになりました。聞くたびに秋が来たんだなぁ、と思います。

フラメンコのバイレ(踊り)を習い3年目の発表会で楽しみ過ぎてまったく「踊り」になっていなかったと反省したので、この年は慎重に丁寧に”習う”ということをしっかりと心に刻みながらレッスンを受けました。
課題曲はTientos(ティエント)でした。音楽ジャンルでいうTiento(ティエント)は古くからスペインにあった多様な主に鍵盤音楽の曲種で、このフラメンコのティエント(ス)とは違います。フラメンコのほうは、複数形ですね♪

ティエントの衣装。

ティエントの時はなんだか今より細いですね。。。下に書いた「イメージ」から選んだ衣装です。フラメンコのことをまだまだ知らなかったので「フラメンコで黒を着る」ことにとてもドキドキしました。やってはいけないのでは?ってwwww

クラシック音楽のティエントについてはわたし全く知りませんが、、、
フラメンコのTientos は、実はタンゴなんですよ♪

タンゴだと言ってしまうと語弊がありますね>< 
フラメンコは通常12拍子で歌われます。踊りのレッスンも日本なら はい、1,2,3、、、と数えるところ、フラメンコでは 12,1,2,3、、、、と数えるんですw 12拍なんです。
そんな中で、中南米のリズムを取り入れて人気だったと言われる Tango de Cadiz カディスのタンゴ。

タンゴと聞くと真っ先にアルゼンチンを思い浮かべる方が多いと思います。わたしもです。アルゼンチンタンゴが大好きで、ホントは日本人ではないだろうとまで言われた「藤沢嵐子」さんがわたしの心の師匠です♪ 話はそれますが、嵐子さんの歌う「ママ、恋人が欲しいの」の原詩に出てくるゴミーナとか他にもある言葉のなまり、その地方でしか使われない言葉などきっちり歌ってらっしゃるようで、現代のアルゼンチンの人でもわからない言葉があったりするようです。 とても興味深いです。
でも、南米のタンゴとは全くちがいますw

手元の辞書を引いてみると、 Tiento(男性名詞)には、“手触り””慎重さ”という意味があります。 また、腕の確かさや冴えという意味もあります。Tienta(女性名詞)には、a tientas(手探りで、あてずっぽうで)という意味があります。 
ティエントは「手探り」って意味なんだよと聞き、ゆっくり重厚なメロディとあいまって、苦しい状況、もがいている様子、、、と勝手に捉えてしまいました。
曲に乗せられた歌詞には、(当時な人気のあった歌詞をいくつかつなげて歌ったりしていたこともあったので)わたしには意味不明なものもあります。ですから、ティエントの歌詞はそんな苦しい哀しいものだけではないようです。

一応踊ってますw

ですけれども、この時のわたしは歌詞の意味を調べることもなく(カンテさんが選ぶ歌詞も不明でしたので)、重厚なメロディーとカンテさんの歌の雰囲気、そしてティエントには「手探り」という意味がるんだよと聞いただけで勝手に頭の中でイメージを膨らませて、踊ってしまったわけです><;
当時わたしが抱いたイメージは、もがき、苦しみ、逃れたいけれど逃れられない、手でなにかをつかもうとするけれど、そこには「何の手に触れるものもなく」「触れたと思ったら逃げて行ってしまい」「また求め探す」というイメージでしたww 

ま、、あたらずとも遠からずってところでしょうか。。。? まれに、こういうイメージだけで、本当の意味をわかってないのはダメだよ、というアーティストさんもいらっしゃいます。勿論それは重要なことです。でも楽しんでフラメンコを踊るなら、まずは自分の「わかろう」とする気持ちを大事にしたいですよね。
それが、、、、何年か経ったころには、めちゃくちゃこっぱずかしい思い出になろうとも♪ 失敗は成功の母ですもの。くじけない、くじけないw

今辞書だけ調べると、 辞書には「手探り」という意味は見つかりませんね。。。男性名詞には「(盲人の)杖」という意味も書いてありますから、この時イメージした人生を手探りでもがき苦しむだけでなく。。。
もしもまた踊る機会を得られたなら、きっと、こんなふうに踊りたいと思うのではと感じます。
それは、、、、

もう、二度と逢えない人への思いを断ち切れなず感傷的になっている自分を、また別の自分が憐れみそして幻滅し、自分を「なんて馬鹿なんだろう」とも思うし、恋が破れて「これでもう世界は終わりだ」とも思う。そんな先の見えない中で自分の感情がからみあう。。。でも最後には、それでも好きだったその誰かへの想いだけは「自分の中にあるひとつの真実」として確信できて、それが「支え」になってこの先(明るく)生きていけるわ! 的な。。。そんな風に踊れたらなぁ、と思います♪

そうそう、歌詞について疑問に思った人は鋭いと思います。フラメンコの歌は、いまでは大分変ったようですが、昔は「詩」をメロディに乗せて語るようなものでした。ですから、昔は人気の歌の詞などを1番めの歌、2番目の歌、というように語りましたので、日本の曲のように3番まである曲は1,2,3でドラマになっている、というような構成ではないものが多いのです。(最近は違うようです)

日本語の歌に例えるとどんな感じでしょうか。。。こんど考えてやってみようかしら;)

今回、文字ばかりでごめんなさい><近々、プロが撮ってくれた「一応踊っている」写真をアップしますね:D

Guajira(グアヒーラ)と Alegrias(アレグリアス) 3年目のflamenco

こんにちは Artista YUIです♪ さて、フラメンコの踊り(バイレ)のお話の続きです。
習い出して3年目のことです。
石の上にも3年とはよくいったもので、習い事は3年たつとなんとなく形になりつつあるものですが、この年、クラスでの課題はGuajira(グアヒーラ)でした。

アバニコというスペインの扇子を持って踊られることが多い曲ですが、この「小物」を使って踊ることに憧れていたので、もう嬉しくて嬉しくてしかたありませんでした。まして扇子大好きな私は夢中でした。
でも、そんなに甘くありませんでしたw だって、このアバニコ、綴じた時の長さが32cmも@@;あるんです。わたしの小指の先からひじまでの長さもあるんです~w
この巨大な扇子を一瞬で(しかも持っている片手だけで)パッと開いたり閉じたり、、、、がとても難しくて、とくに閉じるのはとっても難しかったです。

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さらにクラスのお友達がもう一人先輩と一緒に別の曲を踊るというので、厚かましくもご一緒させていただくことになりまして、この年は発表会で2曲踊ることになったんです。
そのもう1曲が、Alegrias(アレグリアス/ Alegría/喜びが語源)です。アレグリアスについては、振り付けは別ですが今年も踊るので、また別の機会にお話しするとして。

その年のアレグリアスの衣装。

今年もこれを着ようかしら、、、サイズが入らない><

グアヒーラは、キューバで流行っていた大衆音楽が、そのリズムとともにアンダルシアやカナリア諸島で取り入れられたと言われます。リズムが明快で明るい曲、甘い曲と思っている人も多いのかな?と思います。
けれど、この歌の背景には悲しい歴史もあることを忘れてはいけないと思います。以前カンテ(フラメンコの歌)を習ったときに教わったことなのですが、スペインがキューバを植民地にし現地の民族を使役に使うような中で、キューバはアメリカの援助もあり、苦しい中で独立します。キューバ独立戦争です。そして、キューバに移民していたスペイン人たちは一斉に母国に引き揚げます。
支配する側だったスペイン人の中にも、なんらかの理由で落ちぶれたのか、肉体労働に従事せざるを得なった人々がいました。引き揚げの際も、船には乗れても、船倉の中に押し込まれるような状態で帰ってきたそうです。この肉体労働従事者を揶揄して、男性をグアヒーロ、女性をグアヒーラと呼んだそうです。

有名なバイラオーラ(女性のフラメンコダンサー)の踊りで、あぁ、そうかと思うものを観たことがあります。グアヒーラがお金持ちの男性を誘惑するような感じ。優雅に見えてでもどこかボロが出る感じ。そんな感じで、いつかまたグアヒーラを踊れたらいいな、と思っています。

浮かれ過ぎてますw

発表会ではとにもかくにも楽しく踊れたのはいいのですが、楽しすぎてもう、大失敗だと自分では思っています。動きすぎて「踊り」になっていないんです>< まぁ、3年目じゃまだスタート地点が見えたかな?くらいですから、仕方ないですよね♪

でもこの年がひとつの分岐点になった気がします。
楽しく踊りすぎて、あとから動画を観て、あぁ、フラメンコになっていないな、と思ったことがきっかけになり、フラメンコらしさってなんだろう?って考えるようになったのです。