アバニコ修理なのだ@@;(後編)

こんにちは、Artista YUIです♪ あさっての新宿シャンパーニュでのライブ出演にむけて張り切っております。

しかし、、、前回お伝えしたように、スペイン扇子のアバニコがぁ・・・・・(><;))) ひえぇぇえな状態でした。お部屋メイトの詩織さん(手伝いにいっている会社の人です)が修理してみようと言ってくれたので、おまかせしました♪

可哀そうな状態です・・・

詩織さんからは、「一体どんな使い方をしたらここまでひどくなるんだ」と怒られました>< が、歌を歌うときにあれこれ気持ちの整理の手伝いなどしてくださる方なので、怒られてもしかたないです。
普段は会社勤めで、コピーとか製本とかしているけれど、アクセサリー作家さんでもあります。彫金とか七宝焼きとかいろいろチャレンジしているみたいなので、こういう時には頼りになります♪

以下、詩織さんが修理してくれる途中で撮ってくれた写真の羅列と詩織さんの説明です。。。

糊づけしました。
骨が折れた箇所発見。
薄く剥いだ木片など用意していないので、厚い紙で。
サイズをはかり、あたりをつける。
大まかな形に切る。
残っている骨との高低差をなくすため、繊細に削る。
乗せては調整し、OKなので貼り付ける。
横から見ても、さして肉厚になっていない。
カラーリングする道具がないので、とりいそぎ似た色の色鉛筆で塗ってみた。よろしくない。
印刷インキを出そうかと思ったが、それを塗って扇子が閉じなくなったら困るので、ここは
捨て置く。
こんな感じになりましたが、OK?

わーい♪ ちゃんと開くようになったぁぁぁぁ❤ 詩織ちゃん、ありがとう❤
というわけで、修復されたら、なんだか 淵のケバケバとか ペンキのへにょへにょハゲ とか気になったので、おうちに持って帰って、着色しました❤
その写真はまたいづれ~

詩織さんは、「要」の部分を具合よくゆるめに締める修復を勉強するそうです。専用の金具は、2セット200円くらいで売っているのですが、詩織さんは気に入らないそうです。高すぎるってww カシメとかなら、高くても10個で200円だってwww 
「スペイン仕様は売ってないからぼったくってるか、自社で製造して高いかだ。」と言い切る詩織さんは、頼もしいですww

アバニコ修理なのだ@@;(前篇)

みなさんこんにちは Artista YUIです。また週末に台風がきそうだそうで、大変なことだと思いつつ、21日(土曜日)のライブ出演の日はきっと大丈夫、と根拠ない自信を持っています。

今年度のフラメンコの発表会で踊る2曲のうち、1つはCaracoles(カラコレス・かたつむり)です。この曲についてはまた次の機会に詳しくお話するとして、この曲はよくアバニコと呼ばれるスペインの扇子を持って踊られます。クラッシックバレエで皆さんたぶん曲は聞いたことがあると思われる「ドン・キホーテ」ゆかいなストーリーですが、あれに出てくるキトリの踊りのときにも扇子が使われますよね。

イメージとしてはあんな感じですが、アバニコ(スペイン扇子)の大きなのはフラメンコ用ですね。まさか32cmもある扇子をバッグに忍ばせる人はなかなかいないでしょうwww

今回カラコレスで使うのは少し小さい、長さが23cmのものです。他にももっと小さいのや、金・銀で結婚式につかわれるものとかいっぱいいろいろあるのは日本も他の国も一緒のようです。
古代エジプトを舞台にした漫画「王家の紋章」(私大好きなんです)でも、すんごい大きな扇(おうぎ)、羽のついたような感じので王様を仰いでいるシーンなど出てきますが、あれは、実はたためないんです。今の団扇と同じです。もとは扇(おうぎ)も団扇も一緒。扇と記される団扇は中国に古くあったようですが、扇子は、日本発祥といわれています。薄い木材を何枚も重ねて開ける形。これを発明したのは日本だそうですよ❤

日本が発明した扇子が大陸をわたって、どういうルートだったのでしょうか。きっとスペインにも伝わったんですね。スペイン扇子は、日本の扇子と違い、要をゆるくしてあります。ちょっと使いこむと、片手で柄の片方をもっただけで ダラダラダ~と開いてしまう感じです。日本でも片手でバッ!と開くこともありますが(芝居などで)、実際はかっちり畳めて、両手で開くものがほとんどです。要がきっちりと固く閉まっているんです。今は金属が多いですが、昔はクジラの骨とかつかってたみたいです。

スペイン扇子は要が緩いです。あえてそうしてあります。バッグから出して、片手でシュッと開いてひと扇ぎするのがイキだそうです。
あぁ、アバニコの説明が長くなっちゃった><ごめんなさい。
この今度の発表会で使おうかなぁ、と思っているアバニコ、、、、こわれちゃったんです。骨ははずれ。別のは要の留めがなくなったり。

これは、骨がはずれてしまいましたw

肝心要の語源になった「要」がはずれちゃったほうは、色が違うので今回はやめておくことにしたからいいけれど、なんと~ 水色がいいな、あれ?持ってた水色のアバニコ・・・・しまった!こっち32cmだった>< うーん。これ、、、、、使うかな、、、でもぼろぼろ、、、どうしたらいいのTT

ルームメイトにものづくり大好きで器用ぽい人がいるので、どうしよう~><と言ったら、できるかどうかわからないけれど、会社の道具で修理してみる?といってくれました❤
その修理の様子は別に書きますね♪ 後編をおたのしみに~