flamenco漫画 大失敗アバニコ暴投 P8

こんにちは 現代表現家 Artista YUIです。昨日はどんな祝日をすごされましたか?
今日はわたしは新宿シャンパーニュでライブです。やっぱり緊張するぅ><
沢山お客様いらしてくださると、いいな。(他力本願)ライブ前に、景気づけに(?)もう1頁UPしますね~^^

それでは8頁目です。どうぞ~

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椅子にすわり 眠っているようなポーズをとり、そこからバイオリンの音がながれ、それに合わせて「目覚める」ようにアバニコを開き胸元でぱたぱた・・扇ぎました。そして立ち上がり、それを合図にギターさんの前奏がはじまる段取りでした。1コンパス(4小説)聞いてから、歩きだし、、、舞台正面で構えて、そこからジャマーダ(呼ぶ)と呼ばれる歌を呼ぶ合い図にもなる部分を踊りました。
ジャマーダがしっかりしていないと、歌がはいれませんので、とても重要な部分なのです。(発表会では、カンテさんが知って、むしろこちらはその歌をたよりにしています。。。)
なので、そこまでとても緊張してしまい、、、
んタッ タッ タッ タ トン! うん(1拍休み)
(歌入る)コモレルセ~ぇぇ~ぇえ~ぇぇ~
このあとで間違った記憶が、、、Vが出来上がってきたら、間違っているかどうかはっきりします。確かに間違えましたwww

Solea por Bulería(ソレア ポル ブレリア) 8年目のflamenco

こんにちは、今、お腹がすいている Artista YUIです。

さて、久しぶりにフラメンコ~のお話です。とうとう8年目にはいりました^^
クラスの課題は「ソレア・ポル・ブレリア」です。Solea(ソレア、孤独)のお話は以前しましたが、Buleria(ブレリア)については、お話したくないけれどお話しなければならないことがあるのです。。。白状します><;

この数年前に、あさお市で行われるあさお祭というイベントに、有志参加をしました。同じレベルの方たち4人でブレリアを踊ったんです。。。
振り付けはとってもかっこいいもので、また会場がすっごく広いホールで、カンタオールさんもカンタオーラさん(フラメンコの歌い手さん、男性、女性)もバックミュージシャン(ここだけ英語?)もすごい方ばかり。こんなすごいチャンスめったにない!と勢いこんで参加を決めたのですが、、、

ブレリアのリズムの難しいこと難しいこと>< ブレリアは、決まったメロディがなくて、3拍子と2拍子が混ざったリズムに合わせて、他の歌の歌詞を乗せて歌われる歌です。
アメリカのミュージカルソングでも、ブレリアに乗せて歌えば、ブレリアになっちゃうということですね。これはすごい@@;
ということは、、、 メロディの区ぎればかり気を取られるとダメで、ブレリアのリズムがしっかりとれないと、わかっていないと、踊れないということですよね、、、(ほかの曲種もおなじことが言えますが)ギターさんのコードの切り替えとか、つまりはよーーーく曲を聞いてないとだめだめってことでしょうか><;

そういう意味でわたしはブレリアってただ明るくて早くてちょっとリズムが変わってる曲だと思っていたので、だめだめの最下方でした。ですから・・・本番で、大きな舞台で、振り付けがすっぽり抜けて、もう、おたおた。おかげで、ブレリア恐怖症になってしまいました><;

このSolea por Buleríaは、ブレリアのリズムでソレアを踊るってわけですね。ブレリアが他の歌を乗せるのだから、ソレアを乗せたからって、なにもあえてSolea por Buleríaっていわなくてもいいんじゃない?と思った人、するどいです。なんででしょうね? わたしも解りませんw

Bulería por Solea(ブレリア ポル ソレア)というのもあります。 ソレアによるブレリア、ってことですね。ソレアポルブレリアとの違いは、曲がゆっくりなところです。

じたばたしてます。

ブレリアは、拍数でいうと、1,2,3 1,2,3 1,2 1,2, 1,2 です。これはソレアも一緒です。
でも、、、12から数えると、
ブレリアは ⑫ 12③ 45⑥ 7⑧ 9⑩ (11) 
ソレアは、 (12) 1,2,③ 4 , 5 , ⑥ 7 , ⑧ 9 , ⑩ (11) かなぁ。
アセントの位置が微妙に違うみたい。12のとこ、ブレリアは拍が強い気がする。

この123、、でいうと最後の2.12で数えると最初の⑫.ここのアクセントをとるのがめっちゃくちゃ苦手です。

そして、、、8年目のソレアポルブレリアは、ソレアは大好き、でもブレリアは恐怖症・・・というわたしには あまり好きになれない曲でした。
踊り手さんはブレリアの高揚感が好きな人も多いとおもうのですが、わたしはとても苦手です。

すっかり、曲と歌にのまれてしまって、めっちゃ早いスピードの ソレア ポル ブレリア になってしまいました。早いだけの そうねぇ。。。自分では「ジタバタ」してるだけの、踊りにはなってない状態かな、と思いました。


今度これを踊る機会があったら、早くても、レガートでその中のメリハリがきっちり伝わるように心がけて踊りたいです。・・・ですが、また踊りたいリストの最下方ですww

Guajira(グアヒーラ)と Alegrias(アレグリアス) 3年目のflamenco

こんにちは Artista YUIです♪ さて、フラメンコの踊り(バイレ)のお話の続きです。
習い出して3年目のことです。
石の上にも3年とはよくいったもので、習い事は3年たつとなんとなく形になりつつあるものですが、この年、クラスでの課題はGuajira(グアヒーラ)でした。

アバニコというスペインの扇子を持って踊られることが多い曲ですが、この「小物」を使って踊ることに憧れていたので、もう嬉しくて嬉しくてしかたありませんでした。まして扇子大好きな私は夢中でした。
でも、そんなに甘くありませんでしたw だって、このアバニコ、綴じた時の長さが32cmも@@;あるんです。わたしの小指の先からひじまでの長さもあるんです~w
この巨大な扇子を一瞬で(しかも持っている片手だけで)パッと開いたり閉じたり、、、、がとても難しくて、とくに閉じるのはとっても難しかったです。

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さらにクラスのお友達がもう一人先輩と一緒に別の曲を踊るというので、厚かましくもご一緒させていただくことになりまして、この年は発表会で2曲踊ることになったんです。
そのもう1曲が、Alegrias(アレグリアス/ Alegría/喜びが語源)です。アレグリアスについては、振り付けは別ですが今年も踊るので、また別の機会にお話しするとして。

その年のアレグリアスの衣装。

今年もこれを着ようかしら、、、サイズが入らない><

グアヒーラは、キューバで流行っていた大衆音楽が、そのリズムとともにアンダルシアやカナリア諸島で取り入れられたと言われます。リズムが明快で明るい曲、甘い曲と思っている人も多いのかな?と思います。
けれど、この歌の背景には悲しい歴史もあることを忘れてはいけないと思います。以前カンテ(フラメンコの歌)を習ったときに教わったことなのですが、スペインがキューバを植民地にし現地の民族を使役に使うような中で、キューバはアメリカの援助もあり、苦しい中で独立します。キューバ独立戦争です。そして、キューバに移民していたスペイン人たちは一斉に母国に引き揚げます。
支配する側だったスペイン人の中にも、なんらかの理由で落ちぶれたのか、肉体労働に従事せざるを得なった人々がいました。引き揚げの際も、船には乗れても、船倉の中に押し込まれるような状態で帰ってきたそうです。この肉体労働従事者を揶揄して、男性をグアヒーロ、女性をグアヒーラと呼んだそうです。

有名なバイラオーラ(女性のフラメンコダンサー)の踊りで、あぁ、そうかと思うものを観たことがあります。グアヒーラがお金持ちの男性を誘惑するような感じ。優雅に見えてでもどこかボロが出る感じ。そんな感じで、いつかまたグアヒーラを踊れたらいいな、と思っています。

浮かれ過ぎてますw

発表会ではとにもかくにも楽しく踊れたのはいいのですが、楽しすぎてもう、大失敗だと自分では思っています。動きすぎて「踊り」になっていないんです>< まぁ、3年目じゃまだスタート地点が見えたかな?くらいですから、仕方ないですよね♪

でもこの年がひとつの分岐点になった気がします。
楽しく踊りすぎて、あとから動画を観て、あぁ、フラメンコになっていないな、と思ったことがきっかけになり、フラメンコらしさってなんだろう?って考えるようになったのです。