Tarantos(タラント)鉱夫の嘆き7年目のflamenco その1

こんばんは Artista YUIです♪ 今日はいい天気でしたので、気持ちも晴れ晴れしました❤

さて、久しぶりになってしまいましたが、フラメンコを習いだして7年目に突入しました。この年のクラスの課題は、Tarantos(タラント)でした。Tarantosは、もとはTaranta(タランタ)といわれます。スペインのレバンテ地方(東側沿岸地域)は山も多く、鉱山が多く19世紀前半にはアンダルシアほかいろんな土地から労働力が集められました。特にレバンテ地方のアルメリア、金のアルメリアと称されたアンダルシア州アルメリア県には多くの鉱山があったそうです。日本と土肥金山って感じかしら?

ごめんなさい、金山ってそれしかしらなくて><(歴史とか土地風土のことほんとに頭にはいらなくて・・TT) 土肥金山をなぜしっているかというと、以前、西伊豆にいったときに知り、金山?どんなだろう~ 坑道もあるんだって!はいってみたい、はいってみたい~(///0///)ワクワク って行ったら、坑道に裸の小柄なおじさんがいて、肌はやや黒く、小柄だけど筋肉質ででもおじさんで、しかもふんどし一丁。汗だくでかがんで仕事してる。。。。。 人形でした。

昔からいわゆる西洋人形はちょっと怖くて近寄りがたいのですが、東京タワーの蝋人形館が大好きで、熱海の秘宝館の入り口の歌う人魚(もう歌わなくなっちゃったよね?)大好き。。。

Tarantos 必死です。

話しがそれましたが、レバンテ地方の鉱山に集められたアンダルシアやほかの土地の人も歌は大好きだったでしょう。特にアンダルシアの人々はきっと、持ち前の明るさで辛い仕事も歌いながらこなしたのではないかと思います。
あれですかね、わたしの大好きな炭坑節な感じ?はじめて先生から課題をつげられ、そのTarantos(タラント)が”鉱山で働く人たちの嘆きなどがうたわれる”と聞いたときの驚き! 炭坑節大好きだから、勝手にむすびつけて心の中で大喜びしていましたww 本気で炭坑節大好きなんです。あれはミイケ炭鉱でしたねw

余談ですが、盆踊り曲として知られる炭坑節はもとは福岡の 『伊田場打選炭唄』 、 三井田川炭鉱の女性労働者 が歌っていたのが原曲だそうです。のちに芸者さんがレコーディングして有名になり、編曲されて今の歌になったんですね^^ フラメンコのカンテも、各地の民謡が原曲(もとうた)で、それが編曲され現在のフラメンコのカンテになったものが数多くあります。
というわけで、炭坑節(鉱山労働者の歌)Tarantos(鉱山労働者の歌)でよかったんですね~❤(責任もちませんw)タラントが嘆きを主に、美しいメロディで歌うのに対して、炭坑節のもとうたのメロディはいまではわかりません。どんなのだったのかな?と思いますが、一説には春歌@@;(春の歌じゃないですよ、この春はあの春です、春画、、とかの春です><;という説もあるそうです。。。

やはり、必死です。

鉱山の労働歌として生まれたTaranta(タランタ)は、 Fandango (ファンダンゴ)のリズム(3拍子)で歌われました。それがハリウッド映画出演でも有名な舞踏家、わたしが生まれる前に亡くなってしまったカルメン・アマヤ(アマジャともいいます)が踊ったのが タランタに踊りがついた最初と言われますが、このとき2・4拍子のTangos(タンゴ)のリズムで踊ったんです。それが、Tarantos(タラント)と呼ばれ、人気になり、広く世界に知られるところになりました。

タランタとタラントはリズムが違うのですが、メロディラインも違うんだそうです。違いがすごくわかりにくいのですが、リズムの違いだけではないんですね~。タラントをファンダンゴのリズムでタランタにつなげてひとつの曲にしたりするそうです。難しい><
難しいといえば、このTarantos、課題としては振り付けをその時点の技量にあったように先生が振り付けを考えてくださいます。でも終わってみて、、曲としても、歌としても、踊りとしても、とても難しいと思いました。

難しいといっているわりに、去る(踊りのおわり)のときにはめいっぱい明るいです。大好きな藤山一郎さんの教えでしょうか。いえ、フラメンコは暗い歌でも、明るく終わるのが素敵なんです。そこがわたしに合っています。

とても難しいのは、ゆっくりな抒情的なメロディにzapateado(サパテアード、ここではフラメンコの足を鳴らす動き、音)をいかに合わせるか、だと思うのです。

フラメンコのはじまりは歌。歌です。踊りからではありません。歌があって、うーんとあとになってギターが歌の支えにはいるようになり、、、そして踊りがついたのです。はじめに歌ありき、なんですね。なので、”フラメンコ”というと日本ではわたしのように「あの薔薇をくわえて踊るやつ?」という方が沢山いらっしゃると思うのですが(違うかしら。。)、ただフラメンコと言った場合、それはCante(カンテ、フラメンコの歌)のことなんですね^^ そして、フラメンコの踊りは、舞踏でありながら実は「音楽」なんです。サパテアードで打楽器。全身でメロディとリズム・・・を表現するのですから^^

そして、クラスの課題とは別に、どうしても踊りたくて個人レッスンをしていただいた曲、Garotin(ガロティン)を、この年の発表会でソロで踊っていいことになりました❤

さて、、、長くなってしまいましたので、つづきはまた明日~♪ Hasta mañana!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です