Garrotín(ガロティン) 長い棒? 7年目のflamenco その2

こんにちは Artista YUIです♪ 今日は昨日のつづきです^^

フラメンコを習いだして7年目に突入し、この年のクラスの課題は、Tarantos(タラント)でしたが、もう1曲、クラスの課題とは別に・・どうしても踊りたくて個人レッスンをしていただいた曲、Garotin(ガロティン)を、この年の発表会でソロで踊っていいことになりました❤

またもや2曲、発表会で踊るんです。まだ7年目の未熟なわたしが踊っていいのか?という気持ちと、やはりソロで踊るのはとても気持ちがいいもので、仲間と一緒につくる舞台とはまた違う楽しさ、難しさ、やりがいがあるので、嬉しいきもちとでいっぱいでした。

踊る1曲は嘆きの美しいメロディのTarantosですが、このGarrotín(ガロティン)は・・・・・?
まず、ガロティンってなぁに?と思われると思います。わたしも踊りや歌を習う前はまったく知りませんでしたが、実際、現代スペインでもわかってないそうですw 辞書にも載っていませんwww 
バイレ(フラメンコの踊り)の先生から聞いたところによると、どうも歌詞の中にでてくる、 Al garrotín, al garrotán ~という部分の、ガロティン、ガロタンが長い棒と短い棒を示すらしい、ということでした。
カンテの先生によると、スペインの小さな博物館へいったときに、麦の脱穀用の棒が展示してあり、そこに”Garrotin”と書いてあり、細かい説明は何もなかったと。。。

どちらにせよ、であることに間違いはないようですww そして、もしこれが脱穀用の棒なら、、きっと、女性たちが集まって、よもやま話をしながら、のーーんびり麦を棒でたたいていたのかなぁ、なんて想像しました。ガロティンはフラメンコというより、もともとスペイン北部の地方の歌だったそうです。それが20世紀になってから(つい最近じゃないですか!@@)、マドリッドとかバルセロナに伝わって、フラメンコの歌手たちが歌うようになったそうです。。
これも、フラメンコといえるのかな?どうかな?と思いますが、なぜなら、”フラメンコってなに”といったとき、その定義には諸説あるからです。それは置いといて。

楽しそうなことだけ褒めてあげられるw

でも、わたしにとってのガロティンはバイレ・フラメンコ(フラメンコの踊り)の大事な曲です。牧歌的なのーんびりした雰囲気で流れる明るめのメロディのしょっぱなで、こんなことを言うんですよ(わたしの知っている歌詞の場合)
♪ Pregúntale a mi sombrero, mi sombrero te dirá. la malas noche que pasa.(わたしの帽子に聞いてみて。帽子が知ってるわ(教えてくれるわ)。夕べ何があったのかを。

ガロティンは主に帽子を持って踊られます。ガロティンが“棒”なら、棒を持って踊っても良さそうですがww たぶん、歌詞に関係しているのかな、と思います。
どうやらガロティンは 色っぽく、艶っぽく踊るのが通常とされているそうですが、このときはそんなこと微塵も知りませんでした。。 この曲は歌もならって、前の前の年に歌ってるんですよ>< 発表会で・・・なので、おもな歌の意味は知っていました。でも。。

明るすぎますかねw

帽子に聞いてごらん♪ いったい昨日の晩に何があったんでしょう~❤ 秘密なことなのは確かですねw  この帽子は、麦畑(だと想像します)に置きっぱなしにされ、露に濡れているのです・・・
きゃーーーーー❤❤❤
ガロティンは、色っぽく、艶っぽくまたコケティッシュに踊るものとされているのもうなづけます。

歌のジャンルは違いますが、ライブで歌い始めたころから言われた「色っぽい」「明るい」この2つに合っていたのかな~。
この前の年かな、その前かな。。。カンテのレッスンでGarrotinを歌いました。動画もあるのですがここでご披露できないのが残念ですwww

前に書いたブログ「初披露のアルレッキーノ」 にもで カンツォーネの「ポルトガルの洗濯女」のお話をしましたが、 あの歌の歌詞に出てくる、 Et tape et tape  (エ タップ エ タップ)という擬音は、川で洗濯をするときに、棒でたたくんですね。その音だそうです。

こういうの、大好きです。国は違うのですが、この洗濯女の歌は、ちょこっとフラメンコの振り付けをいれたくなっちゃいます。

そういえば、昨日「蝋人形」のお話をしました。土肥金山のふんどしの人です。わたしにはトラウマになりそうな東京タワーの蝋人形館で鮮烈な思い出があります。このお話もいづれさせてくださいね♪

そうそう、ろう人形と言えば、、、、こないだの新宿でのライブでのこと。わたしがステージを務め、ゲストの歌手さんを紹介しつないで、、、ゲストさんがわたくしを紹介してくださったのですがその時のこと。。。

「まるで蝋人形館からで出来たような感じで」と言われましたww これは実は嬉しかったなぁ(わかってないかも)
さらに、昔さしあげた名刺について「いただいた名刺もSMの写真かと」
うーん。うーん。喜ぶべきか、不服に思うべきか、わからない~><;
なぜなら、わたしの一緒に住んでいる仲良しルームメイトさんの中には、超がつくほど真面目なS女性と、超がつくほど本気のM女性がいるからです。二人とも個性豊かですが、、、、おっと、こんな話をしている場合ではありませんTT

そうだ、明日はこのあいだのライブの話しをほりさげて書いてみよう♪

初披露のアルレッキーノ

こんばんは^^ 二日ぶりです 現代表現家Artista YUIです♪
今日は初披露した曲、アルレキーノほかライブのお話です♪

もう、ライブ前からドキドキで、何年ステージに立っても、いつも出る前はすごく緊張しちゃいます。とくに、初めて合う出演者がいるとか、環境が変わっちゃうとかがあると怖いくらいになっちゃいます。でもなぜ怖いのかがわからないから、解消できない、そんな感じです。

なので、初めて披露する曲なんていうとそれだけでもう、心臓が口から飛び出しそうなのです。
この日はもう ふらふらしていて、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

緊張もあいまってか、ふらふらで、さらに頭の中もへにょへにょだったので、演じる(歌う)以外はしっちゃかめっちゃかな感じでした。
何があったかというと。。。


1.録音機のスイッチを押しても、動かない。(電池切れ)
2.電池をいれかえようとしたけれど、5本もケースにはいっていて、どれも空いていて、どれが使える電池かわからないw(不始末)
3.使える電池を見つけて入れようとしてふたをむりやりあけたけれど、電池をいれる向きが見えなくてわからない(老眼)
4.電池をいれはしたもの、ふたがしまらない(さっき無理やりしたから)

そこで、チーフがふたをしてくれました。ありがたいっ!と思ったので、もう頭があがらない、というようなことを言おうとして、
「もう、もう・・あれだよね、あれ」
「チーフには顔を向けて眠れないですm(_ _)m」

それって足を向けて寝るってこと?と笑われましたwww 正しくは 足を向けて眠れない、です><;顔向けできない(頭があがらない、を顔向けできないと混同してしまいました)ってwwwどんな悪いことしたのかと思いますよねw

5.これはほんとーに失礼しました><   なにせ、ヘタなMCで「ごめんなさい、今日、ちょっとボケてます><・・いえ、いつもですけど・・」って言ったら、あとから聞いたのですけど、客席奥でゲストの泉さんが「うん。そうだ。そのとうり」って・・・それでチーフと二人で笑ってたんですって><; そりゃ笑われるわ。。。1頁欠けてる譜面を出しちゃったんだから><

これはステージではポルトガルの洗濯女(Les Lavandières Du Portugal ,ジャクリーヌ・フランソワ)原曲はこちら↓ を歌ったのですが、、、、

https://www.youtube.com/watch?time_continue=61&v=R4zIpdlADaU

3番のくりかえしの前にはいるピアノソロがもしかして迷ってる?と思って、、でも大丈夫だったから ふぅぅ。と思って次の曲のMCを。。と思ったら!@@;
どっひゃーーー ピアニストさんに言われてしまいました「これ 1頁なかったよーーー」
すみません、忠平隆さん、何も書いてないというか何もないところ すばらしい演奏と伴奏で歌わせてくれました~><  これこそ、顔向けできない><ですTT

この歌はイベット・ジローの歌うほうがよく知られているかも知れませんね^^

さて、タイトルにある「アルレキーノ」・・・アン・あんどうさん訳詞のものを歌わせていただけることに。もう25年くらい前に惚れた曲で、でも楽譜を手に入れるチャンスがなく、このたび無事にアンさんからテープと歌詞をいただき、テープから譜面を起こしました。
そして、初披露です。

下のプロモ用動画で、アレッキーノをちょこっとだけ~ ご覧いただけます^^ 全部聴きたい方はライブに来てね❤

ちょっとだけよん

ステージの歌い始め冒頭で、ちょこっと道化てみました(笑)が、転びそうになったのは、演出ではなく本当にコードにひっかかって転びそうになったんですTT その部分をお見せできず残念ですw

アルレキーノ(Alrekino!)は、ロシアの有名な歌手の( Алла Борисовна Пугачёва ,アーラ・プガチョワ,100万本のバラを歌った人でもあります)が歌ったヒット曲です。道化師のことをAlrekinoと言います。イタリアの喜劇に出てくるのarlecchino(アレッキーノ)はよく知られていますよね^^ フランス語ではアルルカン、イギリス語ではハーレクインです❤ 
 
道化師の事なのですが、道化る という動詞は、「おどける、ふざける」という意味があります。サーカスにはピエロとクラウンと両方出てきますが、クラウンではなく、きっとこのアレッキーノはピエロなのでしょう。 サーカスに出てくる道化師の、涙のあるほうがピエロ です。ばかにされ、道化るだけの立場です>< クラウンはお客につっこんだり、ぼけたりといろいろできるんです)原曲の最後に「僕は王様のピエロじゃないし、、、」と出てきます。宮廷道化師のことでしょうか?
アンさんの詞では「僕は王様だよ、ピエロの王様なんだよ、ほんとうさ・・」と逆説的に表現されているんです❤素敵でしょ❤

初めて歌いましたが、聴いてくださった方はどう思われたでしょうか。伺ってみたいです^^
「僕は王様だよ、ピエロの王様なんだよ、本当さ・・」という逆説的だからこそ大事な部分。だからこそ、ここの伝え方が重要だと思っています。大事に大事にして、それのために1番、2番、そして3番と盛り上げてゆき、最後にはお客様みなさんに笑ってもらえるような1レパートリーにしたいです❤

というわけで、パントマイム練習中←(ウソ)

ライブで応援してくださった皆様、ありがとうございました❤ もっと精進しますね♪