Comment ça va? -元気?-2

こんばんは サバ好きなArtista YUIです

昨日のつづきです・・・

【前回までのお話】
まぐろは鮮魚の王者であるだけでなく、ツナ缶として魚の缶詰界を制覇し、周りの魚たちをおびやかした。それに唯一抵抗したのが、サバだった。サバはその歴史の古さを誇り、まぐろなど新参者にすぎない、と苦々しく思っている。 このままではサバ族とまぐろ族に戦争がおこるやもしれない、と危惧したいわしは、イギリス国からの知恵をもってまたその博愛精神をもちいて二方の友好に尽力してきた。その甲斐があったかなかったかわからないが、後にサバはその数に物をいわせ、現在ではあいかわらず鮮魚の王はまぐろだが、魚の缶詰界ではサバが王者となったのだった。
このことで両者の力は均衡を保っているが、、、、、

はじめに白状しておきます。上の前回までのお話、はでたらめですw ちゃんと知りたい方は、前のブログをお読みくださいm(_ _)m  でも、上記のつづきのつもりで続けますw

まぐろ族とサバ族の間には、いまだ不穏な空気にみちあふれていました。まぐろ族は長年缶詰界を牛耳っていたのにサバ族に追い抜かれたことに大いなる怒りを感じ、サバ族をつぶしてやろうとしていたのです。一方サバ族は缶詰界で王者になったことに満足してはいましたが、鮮魚界ではないがしろにされる悔しい状態の原因をつくっているのがまぐろ族だと思っていることは確かでした。いわば、目の上のこぶです。。いわし族の仲裁の努力もむなしく、いまにも戦いが起こりそうな状態にまでなってしまっていたのです。。。
そのため各々の国民の不安は高まるばかりで、サバ族の魚民(居酒屋ではありません)は逃げ出すものが多くなり、このままでは族の存続が危ぶまれると判断したサバの女王は、いわしたちの助言を受けてまぐろ国へ友好条約を結びに出立し、城を後にしたのでした。

道のりは長く、厳しいものでした。いくら女王でも、サバはサバ。1日にまぐろのように多くの距離を泳げませんし、この時期には南下しないと水温が低すぎて死んでしまいます。一方まぐろは現在アイルランドから日本に戻ってくる途中で、女王は良好なえさ場をさがし、根付く必要がありました。。。でもここでは、回遊時期や水温は無視して話をすすめますねw

道のりは長く、厳しいものでした。釣り人につかまらないよう、最新の注意をはらいながら、まぐろの王であるクロマグロのオルフェ、通称、黒いオルフェを待っていたのでした。するとすごいスピードでこちらへ向かってくる細長い魚がいました。よくみるとさんまの谷崎でした。「あなたは・・・・」
「迎えに来たんだ。君があんな凶暴なおそろしい黒いオルフェに友好を結びに来たと知って、なにもかも捨てて飛んできた。」
女王は少し考えるようにうずむきましたが、すぐに顔をきりりとあげ、言いました。
「あなたは、1年前も同じように、飛び出してゆきました。何を間違ったのか、わたしたちサバ族にまぎれこみ育ったあなたにわたしは恋をしました。けれども、、一緒にいてもあなたはどこか遠くをみていて、わたしはいつも孤独でした。こちらに体はあっても心はどこかへいってしまっているのだと感じていましたし、あなたは同じサンマ族の方と遊んでらっしゃったでしょう。」
「それは、、回遊地域が違うし、適正水温も違うのだから、、、合わせられないお前が悪いんだ。俺の、、、別種属でひとりぽっちの俺の孤独がわからなかっただろう、、、」

そこへオルフェがやってきました。
「いや~ 遅くなってごめんごめん、かおるちゃん。花は遅かった~。いやね、ちょっと黒潮に乗り損ねて」
「・・わたしは かおるちゃんではありませんから」
(いくら顔見知りとはいえ 毎度このため口、、、オルフェは何を考えているのか、、しかも潮に乗り損ねるとは、、:女王)
(こいつら、、こんな会話をするほど親しくなっていたのか、、、?潮にのるってどんなだろう、、:谷崎)
さまざまな思惑がからみあいはしたものの、いわしたちが見守る中、両族は無事、友好条約を結んだのでした。
新しい夜明けとともに、やはりそこはお決まりで(そうかな?)、オルフェは黒いオルフェ(カーニバルの朝)を歌うのでした。
「こうして遠くまでわが族に来てくれて、そして長い間待っていてくれたんだよね~君はオルフェと結ばれる仲なんだよ、ユリディス」
「わたしはユリディスなんて名前ではありませんから・・・@@;」

「そうだ!オルフェ、きさまの缶詰は昭和初期生まれだろう、おれ、おれ、俺たちはぁ,お、おれとユリディスは、戦後に生まれた同期なんだ。戦争を知らない子供たちなんだ。お前より俺の方がずっとユリディスと一緒にいたんだ」突然思いついたようにわめくサンマ。

「だから、ユリディスじゃないってば!」

女王の名前は違うようですw。文学に詳しい方は、そろそろ女王の名前はこれかな?っというのが浮かんできているのでは、、、?

谷崎の剣幕を静かに聞いていたオルフェ。
「ユリディスは、いや、千代子さんは、君に愛を感じていない。もっと安心して暮らせる環境が必要なんだ」
(やっと名前を呼んでくれたわ。。。。:女王)
「千代子を奪うつもりか、、、、歌などうたって、それでも魚か」
オルフェは不敵にほほえむと、君に贈る歌をうたってあげよう、といい「さんまの歌」を歌いはじめた。(さんまの歌は、佐藤春夫さんの詩ですが、この曲が結構好きなのでこちらをリンクしました)

その歌を聴きあきらめと怒りと屈辱と悔しさにまみれたのか、サンマは焼けに焼け、やけに香ばしくなりましたw

「どうせ、どうせ俺は蒲焼くらいにしかなれねーよ。おまえらみたいにサバ科じゃねーし、水煮や油漬けみたいな缶詰にはなれないさ! それに、たいていどこの国でも「Saury」(サゥリ)って呼ばれて、場合によっちゃ謝りまくりみたいだよ! でもな、覚えておけよ、蒲焼はあの日本うなぎのアンギラ様直伝なんだぞ! フランスにいるいとこのアンギラ・アンギラじゃねーぞ! 日本の、日本のアンギラ・ジャポニカ様だぞ! 日本は俺を大好きなんだ! それにな、油漬けは缶詰こそ市販はあまりされてないが、家庭では好まれてるんだぞ! 俺を大好きだっていってくれる家庭もあるんだ! そのうち缶詰に鳴ってやるから! おまえらみたいにお高くとまってないからな!覚えとけ~ おれは夏をあきらめてやる!」そういうと、歌いながら泣きながら、「ばかやろーーーーーぉ」と叫んでサンマは去ってゆきました。

「あの、勝手に話がすすんでいますけれど、わたしは何も承諾しておりませんが」女王が口をひらきました。
「いや~ ごめんごめん、ごめん~」これがくちぐせなのだろうか。
「これからは仲好くしてゆこうじゃないか。おれらマグロ族は、生やヅケ、そしてツナ缶で食べられることがおおいが、ツナ缶はマグロ族のマグロ属全体を指すんだ。日本人はあまり知らないがな。ドイツではつい最近までトロは捨てられていたし、肝心なアメリカでは肥料にしかなっていなかったんだ。そこにいるいわしたちと一緒だ。体が大きいからといって、大したものじゃないんだ。」
「まぁ、、、、」
「これからは、おなじサバ科どうし、仲好くして、食卓をにぎわすために力を合わせて頑張ってゆこう」
「はい^^ 娘の鮎も賛成しておりますし^^」

一方、一人ぽっちになったサンマは一年発起し、その後自分と同じ種族に仲間入りし、経験をいかしてマグロやサバには出来ない蒲焼を軸に、さまざまな種類の缶詰を増やしてゆき、さんまファンを増やしていったのでした。   【お・わ・り】

みなさん、変な文章にお付き合いくださりありがとうございます♪

今では、さんまの蒲焼はもちろんのこと、オイル漬も、他に真似のできないと思われるみそカレー味のさんま缶詰、焼きさんま缶、みそ缶、醤油煮、とうとう水煮まで出るようになっています。
ここまで種類の広い缶詰をもてるさんまはすばらしいですね。最近?ではハバネロトマト味、トマト煮などの缶詰もあるようです。

わたしは、サンマの塩焼きが大好きです。最近は脂がこってりのっているサンマが美味しいとされているようですが、わたしは南下し、銚子港に水揚げされる、筋肉のついた、そして良好な脂がうっすらのっているジューシーなサンマの塩焼きが大好きです。
オイリーなサンマが好きな方が多いのが残念です。サンマのあの身の美味しさがわからなくなりそうだからです。それに、オイリーなサンマを漁獲するために、北海道以北までいってサンマを早めにとってくるみたい。

今年は美味しいサンマ食べてないなぁ。。。食べたいなぁ。。。銚子までいきたいなぁ。。

今回写真がほとんどないので、歌をリンクいたしました^^
どうぞ、太字のリンクの歌をききながら、このバカ話でも読んでいただいて、ゆるりとした時間をお過ごしください❤

おまけ・・個人的に好きな曲ですぅ。あまり知られてないかもしれないので~

日本ブレイク工業(日本ブレイク工業)←最高・・だけど倒産しちゃったのTT
鰻師の蒲焼(山田水産、かごんま)←鹿児島大好き、うなぎ大好き❤

あーーー、何かのテーマソング歌いたいなぁ。
一番はアニメだな~ アニメ大好きで育ったから❤
次が戦隊モノだなぁ~。ゴレンジャー世代だから~❤
次は社歌だな~ JR東日本の社歌「明けゆく空に」(歌・サーカス)大好きだから❤

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